高橋信次霊言集 -人生の目的と使命- 10-2 
2018/03/14 Wed. 23:31

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そして好きな者同士が集まって来る、こういう世界なんですよ。
これも非常な恵みなんです。嫌いな人と会う必要がない、好きな人とだけ会っていればいい。
いい世界でしょう。
ところが、この地上を見てみなさい。
お釈迦様も言っているけど、嫌いな人と会う苦しみ、好きな人とは別れる苦しみ、
こんな苦しみに満ちた、どろどろの臭い世界なんですよ。
こういう世界へ行って初めて、私たちの世界で、いいですか、
高橋信次とばっかりお付合いできるような、素晴らしい女性とか、そういう幸せがあるわけです。
ところが、この世に居れば、そういう女性でも、仕様もないのと、
程度の知れた男性とも付き合わなければいかんのです。そういう苦しみがあるわけです。
あなたにしてもそうでしょう。
別にもてたいとも思わないような男性に好かれて、好かれたくない男性に好かれて、
好いた男性は振り向いてくれない。こんな苦しみがあるわけです。
ところが、あの世は意識の段階だから、段階が違うと全然波長が合わない。
自分と良く合う人ばっかり、これはいいんだけれど、素晴しいことだけれど、
ある意味では、本人にとっては刺激が足りないんです。
やっぱり芋を洗うような感じで、よくあるでしょう、桶の中に芋をぶち込んで、すり粉木人れてゴシゴシと、
すり粉木掻き回すと芋が、芋同士当って皮がむけると、こういうのがあるけれど、
この芋の皮をむく時でも、同じ大きさの芋であるよりは、大きさが違う方がいいわけです。
大きいのがあり、小さいのがあり、長い芋あり、丸い芋あり、とんがったのがあり、
色々な芋があれば、コリコリとやっていると皮が剥けるんです。
ところが、同じ大きさの芋ばっかりだと、なかなか皮が剥けないんです。そういうところがあるわけです。
だからこの世というのを、そういうふうに不自由の世界であるということを、まず実感するという意味、
これが目的の一つです。
もう一つの目的は、そういう芋で言えば、大小様々な芋、さつま芋でも何でも、
じゃが芋の方がいいかな、じゃが芋が一杯詰っているからお互いに磨き易いんだな、
同じ大きさの人間、つまり同レベルの人間とばかり話していたら、そんなに進歩しないんです。
あなたが自分の守護霊と話してても進歩しないように、何故なら同じレベルだからです。
あなたが考えるようなことは向こうも考えるし、向こうが考えることはあなたも考えると、
全然進歩しないわけです。
そして高級霊に怒られたりして、より高次元の人から見たら、自分は反省すべき点がある。
下の人から見たら、あなたを神様のように考えている。こうなっちゃうから、次元が違うといいわけなんです。
そういうふうに、この三次元のもう一つの使命というのは、或いは目的というのは、
様々な次元意識を持った人間が、共同生活ができるということ、ここにあるんです。
一つ目は言いましたように、物質界の不自由さを経験して、人間が霊であること、
或いは、意識であるということの素晴らしさを悟るため、これが第一の目的。
第二の目的は、今言ったように様々な悟りの段階の人たちが、
一緒の世界で生活することによってお互いに刺激を与え合う。
上の方の人は、上ばかりで居るから、そこの深さがどの程度か分らないんです。
賢い人ばかり話してると、自分たちは普通の人間と思っているんです。
ところが、世の中は、賢い人も居れば、とんでもないのも居るんです。
ところが、その賢い人たちは、そのとんでもない人と会わないから、分らなくて自分らが普通だと思っているんです。
賢くない人たちも同じようなのとばかり集まっているから、これで普通だと思っています。
それより賢いのがいたらびっくりするわけです。
一足す一は二が分るというのは最高レベルと思っている人が居ます。ところが、そんなのでなくて、
非常に難しい、微分積分なんかが分る人が居ます。ところが、一足す一が二で最高レベルだと思っている人が、
二足す二が四だと分っている人が居たら「あーすごいな大秀才だ」と言っているわけです。
これじゃいけないんで、微分積分が分る人と、足し算、割り算が分る人と一緒に住ましてみれば、
ああ色々な世界があるんだなということが分るんです。
ですから、この三次元世界への目的は、そうしたいろんな人々を雑居させて、
お互いの意識をみがく、そういうことなんですよ。
-人生の目的と使命- 10-1
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