高橋信次霊言集 -人生の目的と使命- 7 
2018/02/28 Wed. 23:43

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7 地獄の特訓所は自分の欠点を悟る早道
こういうふうに、それぞれの環境を用意されているのです。
私は特訓の話をしているんですよ、間違わないように。
それぞれの人間の一番過ちを起こした世界へ行って、似た者同士が居たら、いいですか、
善意な第三者の立場で自分をなかなか見れないんです。
だから自分の鏡みたいな人間、そっくりな奴が一杯回りに居ると、分るわけですよ。
自分とそっくり、もう大福欲しい人ばっかり居ると、大福を求めているのが、どんなに馬鹿らしいことかが分ってくる。
或いは、血の池地獄で裸体ばかり追い掛けていると、他の奴がやっている馬鹿らしいことを見て、
こんな馬鹿なことをやっているのかと、やっと気づいてくる。こういうもんなんです。
ですから、皆さん、地獄というのを特別の世界と思ってはいけないんです。
これは或る意味では、エリートコースなんです。
まあ、普通の人間が本読んだり、人に教わったりして、やっと分ることを彼らは、特訓所にぶち込まれて、
強制、特訓されて、あっという間に、あっとでもないけれど、あっという間が二、三百年だったりするけれど、
まあ、彼らにとっては、一番最短コースなんです。地獄というところは。
それはそうですよ、あなたの欠点があれば、同じ欠点ばかり持っている人間ばかり集めて、
お互いに何んですか、と勉強させれば、一番早く気がつきますよ。
それを偉いお坊さんの話を悠長に聴いていたら、いつまで経っても分らないんです。
「やっ諸君、人間というのは魂であって肉体ではない、だから肉体ばかりに走っちゃいけない。
だからいけないんです。心ですよ」なんて言われても
「何んでですか、僕はあの女性がいいと思うし、綺麗だと思う、
綺麗なものを手に入れて何が悪いんですか、いいじゃないですか」
「いや、しかし、あなたは妻子ある身じゃないですか」
「妻子ある身っていったって、だってあんなのは色々昔からありますよ。
妻子があったって、妻子を路頭に迷わせなければいいじゃないですか。母ちゃんが知ったらそれは可哀相だけれど、
知らない所でやる分には何、構わないじゃない、僕も嬉しいし、相手だって嬉しいって言ってるんだから。
相手の人だって、是非、俺みたいな人と結婚したいって言うけれど、
たまたま戸籍が入っちゃって、うちに母ちゃんが居るし、子供が居るし、できない。
ただ母ちゃん子供に迷惑させない程度に俺が楽しむ分には、向うもハッピーだし、俺もハッピーだし、
世界は全てバラ色です。お坊さん何が悪いんです」
「ま、これは何も悪くないですよ、しかし子供作って二人できてしまったらまずいでしょうが」
「子供さえ作らなければあなた心配ないじゃないの」と、こう来るわけです。
するとお坊さん困っちゃって「確かに、それはそうだけど、まあ人に迷惑掛けなくて、
本人が楽しむ分には、まあ悪くないかな」なんてだんだん思い始めます。
じゃ、その先、行き着く先はどうなるかと見せられると、そこで初めて[はっ」と悟るわけですよ。
そういうものなのです。
だから地上の皆様、よく聞きなさい。地獄もいいところですよ。
地獄で特訓を受けるというのは、超エリートですから、一回行かれるといいですよ、話の種に。
天国なんていうのは退屈なもんですよ。羊が草を食み、ライオンが昼寝をし、そんなんじゃ面白くありません。
ライオンが羊を追い掛けてガブガブと血みどろで食べるような所見てた方が、それは刺激があるんですから、
そういう地獄も一度は経験しなさい。
ただ地獄が全てと思っちゃいけませんよ。
天国も知っておきなさい。頭に入っていれば、あの世で地獄に行ってもそこから抜け出すのが早いから、
そういう意味で、私の教えを良く聞いておきなさい。
今、冗談まじりに言ったけれども、これ人生というのを私は説明しているのです。
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