高橋信次霊言集 -人生の目的と使命- 6 
2018/02/26 Mon. 23:08

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6 多くの現代人が堕ちやすい血の池地獄の実態
まあ他にも一杯あります。色情地獄なんてあって、
あなたも興味あるかどうか知らないけれども、昔から聞いているでしょう。
血の池地獄なんてあるんですよ。
どういう人が血の池地獄へ行くか、
不純異性行為ですか、不純異性行為をしたら行くと思っている人が一杯居る。
まあそうかも分らない。不純異性行為がないのに行くわけないですね。まあ、あるのが前提です。
あっても行く人と行かない人が居ます。
この血の池地獄、情欲地獄には、どんな人が行くかと興味あるだろうし、
まあこの世の人たち、現代の人たち、良く聞きなさい。あなた方、皆さん、随分興味持っている筈なんです。
地獄なんてないと思うけど、もしあったとしたら俺はここに堕ちるんじゃないかと、思っている人が一杯居る筈なんです。
情欲地獄、血の池地獄というのはあるんです。
現にこれは、本当に生臭い世界ですよ。ブクブクと息もできない位、血をドロドロと飲んじゃって、
ああ苦しい、もう窒息して死ぬかと思って、ハアとしてまた、気がついてまた血の池で這いずり廻っていると、
そこに裸の男も女も居るわけですよ。
ところが生きている時は、若い女性の裸ってこんなにも、いいもので、素晴しくて、最高と思っていたのが、
何んと血の池地獄で、自分は血まみれ、向こうも血まみれ、で裸で這いずり廻っているわけです。
何んでこんなに汚いのかと思って、ぞっとするわけですよ。
それでも煩悩が消えない男というのは、裸体の女性が居ると追い掛けて行くわけです。
地獄でも追い掛けて行くと、そしてワッと飛び掴んだと思って、ぐっと振り向かれると、
口が耳まで裂け、目は爛々牙が生えて、何とも言えない臭い息を吐く女性なのです。
鬼婆ですよ、綺麗な女性と思って抱き締めようと思ったら、何と鬼婆だ、
頭には角が生える、口は裂ける。そしてまあ、血はもう一杯だし、
こんな気持ちの悪いものはないと思い、だんだんに悟るようになって行きます。
そういうものに興味を持った人たちが、空しさに気づいて来ます。
「俺は何をしてたんだろうか、俺はもう男女の交わりが人生最高の歓びと思っていたが、こんな汚いものだったのか、
もっといい世界があるんじゃないか。」そういうことをボツボツ考え始めるんです。
そうすると「ああ、そう言えば昔、高橋信次なんていうのが、何んか偉そうに喋ってたな、
確かあいつの話を聴いた時に、人間は肉体ではなくて、肉体は舟ですよ、魂が船頭さんですよ。
魂が船頭さんで舟を操って川を下って行くんですと、
ところが舟が自分と思って、舟が勝手に走って岩に打つかったりして砕けちゃうと、こんなのではいけないんですよ。
船頭さん、しっかりしなさい。と確か、あいつが言いおったな。
とそうすると俺は舟なのかな、船頭さんなのか、特てよ、船頭さんとしての自分の意識を忘れていたのではないか」
と気づきます。
「ああいけない、やっぱり人間は生きて行く以上、肉体の思うがままに生きてはいけないんだ。
やっぱり心で、心というもので確りコントロールしなければいけない。」
こういうことを悟って行くんです。そうしたら、この人は地獄から出て行きます。
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