高橋信次霊言集 -人生の目的と使命- 2 
2018/02/20 Tue. 00:42

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2 魂は、握一点、開無限の存在である
まあ、霊魂を信じている人、魂というものを信じている人でも、二通りあるんです。
一つは何となく、人間は魂が母体の中に宿って、お母さんのお腹の中から出て来る。
だから結婚、妊娠、出産、こういうことによって魂が作られる、と思っている人が居るんです。
作られた魂が、肉体に宿って六十年、七十年の人生修行をして、そしてあの世に帰って、あの世の一員となる。
こういうふうに考えている人が居るんですが、これは不十分です。本当のことを知りません。
魂というのは、結婚して子供がお腹にできて、そしてできるわけではないんです。
そこでできるのは、精子と卵子の結合、結合によって色々な分裂が起きて、細胞分裂が起きて、
だんだん大きくなってきて、最初はオタマジャクシのような形をしていたのがだんだんヒョコみたいな形になって、
亀みたいになったりして、だんだん人間みたいになって、まあ系統発生というか、進化の過程みたいなのを、
そういう形で表わしていますけれども、そういう形でだんだん人間のように成ってくるわけですけれど、
それによって魂ができるわけはないのです。
肉体が最初、低級な形をとっているからと言って、魂がそれでできるわけではないのです。
魂というのは、もう生れて来る前にちゃんとした成人となった姿で居るのです。
ただ魂というのは、あなた方人間としての目で見ているから、
この肉体を百六十何センチ、何十何キロというような、こういう肉体と同じ形のサイズで、
魂がきっと入っていると思っているわけです。
こういう物質的というか、物体的な物として見ているわけですけれど、本来、魂というのは、そんな物じゃないんです。
自由自在なんです。魂というのは、もう広がろうと思えば一キロでも二キロでも、
或いは宇宙大にまでその広さを広げることができます。
或いは握一点となります。
ですから握ってしまえば、米粒程にもなってしまうのです。
こういう自由自在なものなのです、魂というものは。
ですから高橋信次としての私の魂も、今、宇宙大に自分を拡げようと思えば、
まるで神様と一体、神と一体になるような気持ちになることもできます。
また、ここにある米粒一つ、そういうふうな小さな物になることもできます。
極大から極微へ自由自在なのです。
ですから生きている皆様は、魂というものが特定の形をとっていて、
物体として入ってくるのではないということ、これを念頭において頂きたいと思います。
ですから、魂というのは一つの想念体であり、エネルギー体なのです。
いいですか、神のエネルギー体の分派なんです。
分れたもの、その1つが魂なのです。
だから魂があくまでも、例えば幽霊なんてあなた方よく間くけれども、
人間の形をとってるように見えるのは、生きていた時に人間としての記憶があるから
自分はこういう姿だと思っているから、その姿をとっているんです。
しかし実際はそんなもんじゃないんです。
魂というのは自由自在、ガス体でも何でもいい。
だから私が、高橋信次としての姿を良しと思えば、そういう格好して出ることも勿論、できるけれども、
あんな不細工な男は嫌だ、と、もっと二枚目の映画俳優のような姿になりたいと思いさえすれば、
そうなるわけなんです。これが魂なんです。
そういうふうに魂というのは、千変万化、自由自在のものだということをまず、
これを頭において頂きたいのです。
魂というのは、体積があるものでもないのです。もう握れば1点なんです。
一つの点です。開けば無限です。
こういうものです。いいですか、まずこの認識が大事です。
ですからあの世で、或いは、私たちから言えばこの世で、
天上界において成人した魂であっても、肉体、五体に宿ればほんの小さな、こんな子供、赤ん坊の小さな、
一センチ、ニセンチの赤ん坊の中にも宿ることができるのです。
やがてこの意識が、この肉体と同通して、肉体の成長と共に魂も成長していきます。
そして母体から離れて出産します。
後はあなたたちが御存知の通り、生きている人間として、幼少年時代、少年時代、青年時代、
そして恋愛して結婚して、そして子供を育て大人になり、老いてやがて死んでいくという、こういう過程です。
この間、肉体を持って魂は何十年かを連れ示うわけです。
ですから、まず人生の説明を私はしているんですけれども、
人生の始まりというのは、そういうものだということです。
決して結婚、妊娠、出産によって魂ができるものじゃないんです。
魂はもともとある、魂の認識としては、そういう自由自在なもの、無碍なもの、融通無碍なものが魂なのです。
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