谷口雅春霊言集 -天上界に帰る- 4 
2016/10/23 Sun. 11:21

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魂の比重について
あの世の世界というものは、あなた方が知っているように、様々な霊層に別れておる。
その霊層というものは、決して人間をランクづけしようとしてあるのではないのである。
それは物理学的な法則に基づいて、物理学的なる法則に随順して、そのような往み分けが行なわれるのである。
つまり、これは魂の比重の問題として話すことができると思う。
たとえて言うならば、上澄み液のようなものである。
水のなかに灰なら灰を混ぜてかき混ぜると、しばらくすると灰は下の方へと沈んでいく。
いちばん底には黒い物が溜まるであろう。
そしてだんだんに色が薄くなってきて、最上層では澄みきった水があるであろう。
しかしその段階をよく見るならば、澄みきった水から真黒な灰まで幾層か分かれている。
なぜそのようになっているかと言うと、重いものが下に沈んでおるからである。
重いものとはなんであるか。
それは、この地上的なる、物質的なる思いを魂につけたる者は、
比重がこの世的なものであって重いということだ。
そうしたものが下に沈んでいく。
これに反して、この世的なものの少ない者、あの世的なる魂は比重が軽いために、上へ上へと浮いていく。
したがって、魂というものは、意志決定という面で見れば、自己の判断によって赴くべき処を変えるのであるが、
物理学的に見るならば、その魂の比重に合わさった処へと赴いていくのである。
また別のたとえをするならば、人間の魂というものはエネルギー体であり、
一つの電磁波であり、一つの波動であるのだ。
そしてその波動は、きわめて荒い波動を体現したるエネルギー体たる魂は、
そうした世界にその波動が通じてしまう。
また、精妙な波動を体現したる魂は、精妙なる世界へとその波長が合っていくのである。
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