永遠の法 -四次元の世界- 5 
2014/11/13 Thu. 22:35

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新しき出発
地上を去った人間は、こうした天使たちの指導を受けて、だんだんに、新しき出発への覚悟というものができてきます。
新しき出発とは何か。それは、まったくの新しい経験です。
もちろん、地上に生まれて来るときにも、新しい出発ではあったのです。
どのような高級霊であっても、未発達霊であっても、母の胎内に宿って出て来るときには、
もう一度、ゼロからスタートするといった新しき出発を皆んな経験したわけです。
ですから、この新しい経験とは、数十年という地上生活、地上の学校を卒業して、
また、新たな学校に入って来たということを意味します。
すなわち、新しい出発が始まり、新しい先生に出合い、新しい教科書に出合い、新しい授業に出合うわけです。
こうして、四次元に還って来た人たちは、まず、霊的なるものとは何かということを、徹底的に教えられるわけです。
そして、天使たち、あるいは、自分の友人、先生たち、すでにひと足早くあの世に還っている人たちから、
いろんな話を聞いて、新しい旅立ちについての自覚ができてきます。
この新しい旅立ち、新しい出発というのが、今後の霊界における自分の生活の一大指針であります。
といっても、それぞれの環境に落ち着くと、その指針を忘れてしまうことが多いのですけれども、
まず最初の段階においては、ガイダンスとして、いろんなことを教えられることになります。
このときに、新しい出発の前に、もう一度再出発をさせられる方もいます。これが、いわゆる地獄という世界です。
しかし、地上の人びとにしっかりと知っておいてもらわなければいけないことは、地獄というのは、
天国と二分されるようなものではないということです。
これだけははっきりと言っておかねばならないと思います。
地獄というのは、この世界を三次元とするならば、四次元以降、九次元、十次元、あるいは、
それ以上の高次元世界のなかのほんの一部なのです。
すなわち、四次元と言われる部分のなかに巣くった悪想念の巣窟でしかすぎないのです。
ですから、天国、地獄というような二分されるものでないということを、どうか頭に入れておいていただきたいのです。
地上には、いろんな人間がおりますけれども、病人という種族は、おりません。それと同じです。
一定の割合で病気している人がいて、病院にいるわけですが、ちょうどそれと同じようなもので、
あの世の霊のなかでも、心が病んだ人たちが、その地獄というところで修行をやっており、
リハビリテーションを受けているのです。
ですから、そういう見方というのをどうか大切にしていただきたいと思います。
彼らは、病人であるけれども、心が病んでいる、精神が病んでいる病人であるけれども、
彼らは彼らなりに、また、そこで何かをつかもうとしているのです。
健康な人間にとっては、自動車の運転の仕方だとか、自転車の乗り方だとか、あるいは、走り方とか、
長距離走、短距継走、ジャンプとか、さまざまな指導があるでしょうが、
病人には、そういう指導をしようとしても無理です。
病人はまず、たとえば、
松葉杖をついて歩く歩行練習をしてみたり、腕を支えられながら歩く練習をしたりします。
つまり、こうした練習もまた、彼らにとっての必要な修行であるということなのです。
また、地獄にいる人たちだけではなくて、精霊界というところに入った人たちも、
地上にいたときには見なかったさまざまな存在を見ます。たとえば、妖精であったり、
あるいは、昔から伝説のなかに言われているような生物、そうしたものとの出会いですね。
地上には、たとえば、竜だとか、河童だとか、そうした生物はおりませんが、
あの世の世界には、そうしたものもいるのです。そして、現に、そういった生物を見ることになります。
また、小さな妖精のようなものが花畑を飛び廻っている姿も見ます。
このように、不思議な霊的な存在がたくさんあるのです。そうしたものを見ながら、
新たな世界への感覚というものを強めていくわけです。
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category: 四次元幽界
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