谷口雅春の大復活 -霊界見聞録- 7 
2022/11/26 Sat. 11:58

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天国の意味
さて、如来界、菩薩界という世界を見てきたわけだけれども、ここで天国とは何か、
天国というのをもう一回考えてみたいと思う。
如来界、菩薩界というのは典型的な天国の姿なわけです。天国の理想像にあたるわけです。
こういう世界を見て、天国とはいったいなんなのか。
これを考えてみたいと思います。
そうしてみると、天国、あるいは天国的なる生活には、三つほど鍵になる考え方があると思います。
それが何かと言うならば、第一に安らぎがあるということ。これが言えると思う。
そこに安らぎがある。これは天国のいちばん大きな条件だろうと思う。
切瑳琢磨ということはまだあることはあるけれども、安らぎがある。これが第一点です。
天国の第二の条件、特徴としましては、これは自信があると言いますか、
すべての人が神の子としての自覚をしていて、神の心を体して生きている。
こういう自信に溢れている。これが言えると思う。
本当の自信だ。
地獄などでは悪魔とかいう、そうしたものが自信ではなくて、
自己過信をして暴れたりしていることがあるけれども、
そうした偽物の自信ではなくて本物の自信を持っている。
それは、自分が神と一体であるという自信だと思う。
こうした自信を持っている人は非常に力強く輝かしく、また誇らしげに見えるという事実があります。
天国のあり方としての三番目を見ると、これはひとつの理想像だということだ。
これは天国の意味にもなると思うが、ひとつの理想像だと思う。
あるいはユートピア世界のこれが理想像、見取り図だと思う。
この如来界や菩薩界にある理想像、理想国、ユートピア世界がやはり、
いろんな世界に投影されているのではないか。
これがあなた方が言う六次元という世界、五次元、四次元というそれぞれの世界に投影されて、
それぞれの世界の到達すべき目標として心に描かれているのではないだろうか。
また、地上にも何度か神の国を創るというユートピア運動が出たけれども、
このユートピア運動も実は、この天国、如来や菩薩の世界を地上に移そうとする、そうした運動ではなかったのか。
こういうふうに思えるわけです。
だから言ってみれば、結局モデルはここにあるということだ。
そうしてみると、地上に降りているあなた方が
いったいどのようなユートピア建設に立ち上がったらよいかというと、
やはり如来界、菩薩界というものをひとつの手本として、それを地上で模倣してみることだ。
そうしたものを実現させるための障害物はいったい何かということを考え、
地上でのその障害物を取り除いていくということに努力、邁進していくことだ。
これが大事であろうと思う。
そのために、私たちがこうした考える材料を次々と与えているわけだ。
これを大切にしてほしいと思う。
だから、阻害しているのは唯物思想であるとか、地上特有のものの考え方だ。
それから目に見えぬものは信じぬであるとか、あるいは心の世界に気がつかない人たちの存在であるとか、
まあいろいろある。こうしたものだろうと思います。
天国の意味というものをよく考えて、あるべき、あるいは来たるべき理想像を追究していく。
そういう態度を取っていただきたいものです。
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