心の探求 -心の段階- 5 
2022/09/25 Sun. 11:22

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水の沸点と如来界のエネルギー
ところが、八次元の如来界という世界に入って来ると、これはさらに温度が上がってきます。
これは七十度-九十度くらいの世界です。かなりこれは沸騰してくるわけです。
お湯の中でもぶつぶつと泡が出て、一部分気体となってきているのですね。
気体が出始めている。七十度-九十度の間には沸騰の現象の一部が出てきて、
フラスコの、あるいはビーカーの底から泡がぶつぶつ出てきています。
明らかにこれは熱湯だということを感じます。
通常の人だと、手を入れると火傷をします。
これはちょうど魂の境涯と同じで、通常の人が間違って八次元如来界などに連れて行かれると、
目がつぶれてしまうぐらいの強い光、あるいはエネルギーに圧倒されてしまうのです。
ひじょうに眩しくて眩しくて、真昼の太陽を見上げるような感じです。火傷をしてしまいます。
けれども、火傷をするような熱湯であっても、それなりの使い道はあるわけです。
消毒をしてみたり、熱湯で消毒することもできるし、
飲む前も、先ほどいったように湯のみに入れるお湯の前段階として、お茶の葉にそそいだり、
紅茶やコーヒーにも使えますね。
そのくらいの温度になってきます。いいものを、そういうふうに出して行くための温度ですね。
あるいは、緑茶の色を出していくためのいい温度になっていきます。
こういう、まあいわば、さらに高度なもののためにあるわけです。
ところが、さらにガスバーナーで温度を加えていくと、九十度を越えてきます。
九十度を越えて、百度近くになると、もうボン、ボンと泡がわき立つと同時に、
水の表面から盛んに気体になっていきます。
ですから、九十度、九十八度-九十九度、百度くらいになってきますと、
もう液体ではなく、全部、気体になってきます。
この、液体ではなく、気体になる瞬間は、何であるか。
もう、人間ではなくなる瞬間、人格を持った霊ではなくなる瞬間ですね。
ですから、九次元世界の住人というのは、人格を持った霊であるところの、最後の姿なんです。
水でいえば九十度-百度の姿なんです。
百度を越えて気体になってしまうと、もう水でなくなる。
目にも見えない。掴むこともできない。ただ気体として、蒸気としてあることはわかる。
ただ蒸気となってしまうと、これはまた大きな力を持っている。
蒸気はタービンを回すこともできる。蒸気機関車を動かすこともできる。
このように、さまざまな力を持っています。大きな力です。
また水がそういう水蒸気になると、その体積というのは、何百倍、何千倍にふくらんで行きます。
それだけ偉大なものなんですね。
通常の人間は、魂というものも肉体の中ヘスッポリ入っている、肉体と同じ大きさだと思っているけれども、
高度に過熱し、熱エネルギーを吸収した魂というのは、水が気体になるように、数百倍、数千倍の体積となってきます。
それだけ大きなエネルギーになっていくわけです。
したがって、地球を司るエネルギーになったり、宇宙に遍満するエネルギーとなっていくわけです。
こういうことがいえます。
このように、あの世の世界というのをそのまま認めることはできないとしても、
ちょうど私たちの近くにある、手頃な水というものの三態、三つの態様というものを見てみると、その変化がある。
水にさえエネルギーの量によってその形とあり方に変化がある。
冷たい氷から溶けて普通の冷たい水となり、冷水から温水となり、温水から熱湯となっていき、
熱湯からさらに水蒸気となってゆく、こういう循環があるのに気がつきます。
これは、氷というものだけを実験上の形としてみたわけですけれども、大自然のなかに流れる水というのも同じです。
河となり、海となって、水というのは地球を潤していますが、
これは太陽の熱エネルギー、光のエネルギーが加わると、蒸発していって水蒸気となる。
水蒸気が、また空中で固まって雲となってきます。雲が、今度、また雨を降らします。
あるいは雪を降らします。こうしてまた川となっていきます。こういうふうに循環しています。
同じように、人間の生命エネルギーというのも、先ほどいった氷と冷水、温水、熱湯、水蒸気、
このどの段階になるかはいろいろありますけれども、何回も循環しているわけです。
熱せられては、また冷やされて水となり、また溶かされては液体となり、また氷となる。
こういうふうに永遠の循環をしているわけですね。
この例でもわかるように、熱エネルギーの量によって、結局、魂のあり方、
それが変わってくるということですね。
これがあの世の世界がエネルギーの区分の世界であり、
上層界に行くほど、強度なエネルギーを持っている点です。
正しくこの理由のためなのです。
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