心の探求 -心の構造- 1 
2022/06/11 Sat. 14:59

今回は、心の構造について紹介させていただこうと思います。
私たちの本来の姿である心というものが、いったいどのようなものであるのか。
それを感じ取っていただければ幸いです。
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心と脳の関係
心の構造ということに関して、さらに話を進めていきたいと思います。
現代日本では、心理学者、あるいは精神医学者とよばれる人たちがいろいろいます。
彼らは彼らなりに、心というものを探究したり、あるいは、心というものが何かということを、
勉強はしているわけですけれども、実際問題として、心とは何かを、十分解明できているとはいえません。
たとえば、心を大脳皮質のしわのなかにあると思っているような人がいっぱいいるのです。
しわの数が多いほど心が豊かであるとか、そういうことをいっている人もいますね。
それも本能の領域が、たとえば大脳皮質のなかの古い皮質、つまり、子供の時に作られた部分の処にあって、
新しい皮質、新皮質のなかに、いろいろな創造的な領域があるという人もいます。
あるいは、創造的な心の部分は、大脳の前頭葉にあって、後頭部の処は、スポーツの領域などを司っているとか。
側頭葉といって頭の横の部分ですね、側面の部分の側頭葉が、これが敏捷性とか、反射神経とか、
こういう運動神経とか、反射的な作用を司っているとか。こういうふうにいろいろいっている人がいます。
そこで、心の構造を述べていく前に、心と脳の関係について、しばらく話を進めたいと思います。
まず心が脳か、脳が心か、という問題になると思います。
結論から先にいえば、これは違うということになります。
脳というのは結局、心との連絡作用の場所であり、連絡回路だからです。
いわば、これはコンピューターでいう回路なんです。
コンピューターのような機械なんです。これが脳の部分なわけです。
ですから、コンピューターにインプットしている人間自身が正常であったとしても、
コンピューターのほうが故障すれば、ちゃんとした仕事ができないでしょう。
これと同じように、人間の心が正常であっても、脳みその一部が損傷を受ければ、
その結果、正確にその人間の感情をコントロールすることができません。
大脳の前頭葉が創造的領域つまり、考えたり、創り出したりする領域を押さえているというのは、
つぎのようにいえます。
つまり、コンピューターでいえば、そうした創造領域を人間の心が司っているということなわけです。
こういうふうに考えていただきたいのです。
その証拠に、たとえば、焼き場で肉体を焼かれて、脳を焼かれて、死んであの世に還っても、
人間は、魂として思考することができるということがあげられると思います。
あの世の霊たちの存在、そしてそれは、霊界通信という形で現にあるということは、
すでに数多く実証されてきているはずです。
つまり、脳みそがなくとも考えることができるし、考え方には個性があるということです。
換言すれば、霊人特有の個性というのがちゃんとあるわけです。
そうである以上、脳みそのなかとか、脳のしわで考えているわけではないということが、はっきりといえると思います。
category: 心の構造
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