黄金の法 -原因あれば結果あり(釈迦の教え)- 
2021/08/12 Thu. 14:09

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教えの二番目の柱とは、時間論です。
第一番目の柱を空間論とするならば、二番目の柱は、時系列的なものの考え方にあります。
そのひとつが縁起の法です。
この現象世界、実在世界を貫く法則は、原因と結果の法則であり、
あるできごとと次なるできごとを結びつけるもの、あるいは、ある人と次なる人とを結びつけるものを縁と言います。
そして、すベてのものごとは、この緑によって生ずるのです。
しかも人間は、永遠の時間の流れのなかで生まれ変わり続けていくという
転生輪廻の法則から逃れられない存在なのです。
この転生輪廻も、原因あって、結果ありの因果の法則に支配されております。
来世がどのような世界で、どのように生きるかは、今世をどう生きるかにかかっており、
今世の自分の魂の傾向とか、自分がおかれた環境などは、前世に起因しているのです。
しかし、逆に言うならば、今世を素晴らしく生きることによって、輝ける未来世が約束されているのだと言えます。
ですから、悪しき因縁の循環を断つためには、今世において努力精進し、
運命に翻弄されている自分の生活を立て直す以外にないのです。
これを解脱と言います。
そして、運命に支配されない金剛不壊の自分を発見することを悟りと言うのです。
しかも、悟りによって如来の境地に達すれば、人間は、因果の法則で転生輪廻することから解放され、
自分の自由意思によって、転生をすることが可能となります。
こういう教えが、二番目の時間論なのです。
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