出口王仁三郎霊示集 -天女の舞い- 11 
2020/08/10 Mon. 13:07

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魔法界、魔女たちの術競べ
そしていわば、西洋で言えば、魔法が得意の奴らじゃから、
女性の魔法使いじゃろうけれども、そういうふうに、西洋で言えば、魔法使いじゃの。
いろんなことをして楽しむわけじゃ。
西洋の話でも、魔法使いが、杖を回して、いろんなものを変えるじゃろう。
杖を回せば、家になったり、家が今度、鶏になったり、人間が豚になったり、いろんなことをするのう。
あれは、決してつくり話じゃないんじゃ。
仙人界、あるいは、西洋では魔法界と言うとるけれども、魔法使いの世界があってのう、
そういうところでは、ほんとうに日常茶飯事でやられとるんじゃ。
そこでは、霊力の競争があってのう。強い者には勝てんわけじゃ。
たとえば、二人の魔法使いがおって、杖を振り回して、どっちが強いか競争しとるわけじゃ。
そして片方は、もうひとりの魔法使いを、豚にしてやろうとしとるわけじゃ。
ところが、もうひとりの魔法使いは、今度は、別の奴を鶏にしてやろう、と思っとる。
二人で杖を回したり、箒を回したりして、霊力を競っておると、
しばらくすると、どっちかの力が強いわけじゃ。
そして、片方が強いと、その箒を回したときに、相手を豚にしようと思った奴が、
自分が鶏になってしもうて、コケコッコ-言って、周りを回っておるわけじゃ。
そうすると、魔法使いは喜びに喜んで、まあ、三日ほどしたらその魔法が解けるから、
三日間そこで遊んでらっしゃい、というわけで、鶏にされたほうは、三日間、
「悔しい悔しい」と言いながら、やっとるわけじゃ。
三日経ったら、全部戻って来て、もっともっと霊力をつけにゃいかんというので、また、修行に励むわけじゃ。
まあ、こんなことをしておる世界がある。
魔法界じゃのう。
まあ、日本だと仙女の世界じゃけれども、仙女たちはたいてい美しいけれども、
そういうふうにいたずらが好きじゃ。
そして、彼女らは、そういう雲に乗って、あの世を渡っていく乗りものを持っておってのう。
五人乗りの雲もあれば、分かれて、それがひとり乗りの雲になることもある。
雲に乗って、絵に書いたようにのう、空を虹色に渡っていくわけじゃ。
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