出口王仁三郎霊示集 -天女の舞い- 9 
2020/08/05 Wed. 21:38

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そうすると、仙女が言うわけじゃのう。「どうぞおひとつ、お口に運んでみて下さい」って言うから見てみると、
まあ、チョコレートが五つぐらい入っているわけじゃのう。
ひとりひとりからの心がこもったチョコレートじゃ。
それで、玉手箱のチョコレートをひとつ取る。
最初のチョコレートを取ると、これは金色じゃのう。銀紙じゃない、金紙が巻いてある。
この金紙を取ってチョコレートを食ベようと、バクッと口に噛もうとすると、そのチョコレートが、パッと消える。
パッと消えて、何が出るかと思うたら、鶏になっちゃう。
鶏になって、コケコッコーと言って、金の卵を産んで、飛んでいくわけじゃ。
そして、最初の仙女が、笑うわけじゃ。「おほほほほ、王仁三郎様、残念でしたわね。
早くチョコレートを召し上がらないから、チョコレートが、鶏に化けてしまいました。
金の卵を産んでしまいましたから、それで、明日の朝、御飯でもお食べ下さいませ」と言うて、
最初の金色の和服を着た、帯をつけた女性が笑っとるわけじゃ。
しょうがないのう。それでは、二つ目のチョコレートを食するとするか、ということで、
わしがまた手を伸ばす。
そうすると、今度は、銀紙で包んでいるわけじゃ。
どれどれ、これは、ほんものじゃろな思うて、銀紙にくるんであるのをほどいて、
ハートの形のチョコレートを口に運ぶわけじゃ。
ところが、歯に触れるか触れんかの間じゃ、何とあなた、銀色の蛇が出てきた。
チョロチョロチョロチョロと出てきた。あっ、こりゃいかん、もうちょっとで、蛇の頭を噛み切るとこじゃった。
この銀色の蛇が、また空中を飛んで行く。
空中を飛んで行ったかと思うたら、今度は竜になってしもうた。
空中で竜になって、雲の高いところまで飛んで行ってしもうた。
これで、二人目の仙女がまた笑うとるわけじゃ。
銀色の帯をしておる、銀色の仙女じゃ。
「おほほほほ、王仁三郎様、残念でしたわね。今のは竜でしたわ。
オホホホホ、おわかりになりませんでしたか」とまあ、こういうことをやるわけじゃのう。
あー、竜じゃったか、もうちょっとで竜を飲み込むところじゃった。しようがあるまい。
それでは、三つ目にかかるとするか。
で、三つ目のバレンタインのチョコレートをほどくと、今度は赤じゃ。
赤い包装紙に包んである。これは、まさしく間違いない。赤の紙を取って、パクッと食べようとすると、何じゃと思う。
今度は、まあ、これは冗談がきついぞ、赤ちゃんが出て来たわけじゃ。
女性か男性かの興味はないけれども、まあ、女性の赤ちゃんじゃ。
王仁三郎様が食べようと思った瞬間、赤ちゃんじゃ。
category: 天女の舞い
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