出口王仁三郎霊示集 -天女の舞い- 6 
2020/07/31 Fri. 21:32

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双子の姉妹なんじゃ、女性はのう、ひとりじゃと思うても、ほんとうは、二人おるんじゃ。
美しく心やさしい女性と、鬼のような女性と二人おるんじゃ。
女性の心には、いつもその二人が棲んでおる。
肉体はひとつでも、魂のなかにその二人が棲んでおるんじゃ。
したがって、嫁をもらう男というのは、二人いっペんに泊めてやらねばならんオヤジと一緒じゃ。
真夜中に、夜叉と美人とを一緒に泊めねばならんオヤジ、嬉しいような、怖いような、まあ、こういうもんじゃ。
そういうことであってのう。人間というものは、決して天女のように、
最初から創られておるもんでもないし、逆に、夜叉のように創られておるもんでもないんじゃ。
それは、長い人生経験のなかで、天女のように顕れたり、夜叉のように顕れたりするのじゃ。
口が耳まで裂け髪を振り乱して、夜叉じゃと思うて、この夜叉は早く殺さねばならぬと言って、
平手打ちなんかして、電気をつけてみると、そこに倒れておるのは、自分の可愛いねー、
かあちゃんだったということもあるわけじゃ。
髪を振り乱していたのは、当然、寝ていた姿で出て来たんじゃから、
それは、髪も振り乱しておったじゃろう。
頭を掻き掻き出て来たんじゃ。
それが夜叉に見えるかもしれない。酔った眼でのう、酔眼で見れば、そうかも知れない。
まあ、こういうもんじゃ。
そういうふうに、夜叉と天女がおるわけじゃないんじゃけれども、
人間の心には、そういう両面性があるということを、わしは話しておるんじゃ。
それでは、わしらの世界におる天女の話、もっと続けていこう。
さっき言うたような
観音様の世界じゃのう。いわゆる法のお助けをする女性たちもいる。
何百人、何千人を救う女性もおるし。
category: 天女の舞い
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