ソクラテスの霊言 -あなたが、今この日本に生まれたらどのような生涯を生きられるか- 2 
2019/11/24 Sun. 13:54

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人間は何回も、何回も転生輪廻を重ねて来ております。
そのときには、その或る時は、原始時代のように生きたときもあります。
ある時には、戦乱の世の中に生きたこともあります。
しかしながら、原始時代に生きた人々に、私達の世界がすべて理解できるかといえば、
理解することはできないのです。
戦乱の世に生まれた人々は、生命の大切さということを学ぶでしょう。
けれども、われわれの世界の仕組みを理解するだけのものはないのです。
やはりわれらが世界も、この多元的な、多次元の世界を理解し、神の御意を知り、
そしてこの現象界の意味を知るためには、さまざまなことを知り、学ばなければいけないのです。
学ぶということは、手段ではなくて、霊的進化という目的でもあるのです。
さまざまな知識を身につけ、磨いていく中において魂としても発達していくのです。
それはそうです。ユダヤの地において、イスラエルの地において、浜辺で漁師達に、人を愛しなさいと言うよりも、
複雑な世の中のことを知り、世界の仕組みを知った上で、人々を愛するということが一体どのような意味をもつのか
ということを学んだ方が、その人の魂にとっては進化になるのです。
魂は進化していかねばなりません。
そうですから学問を修めるということ、知的に生きるということは、
決して手段ではなくてそれ自体が一つの目的だということです。
知的なライフ・スタイルを作るということ自体が一つの目的でもあるのです。
そうした生涯をこの肉体人間の時代に送れたならば、その人間は非常に大きな魂の糧を得ることができたでしょう。
あなた方がこうして私の話を聴けるのも、あなた方がさまざまの学問をし学んで来たからであります。
あなたが例えば生まれつき原始人のような生活をし、石斧で動物を殺したり、
田植えだけをして一生暮らした人であるならば、私の言葉を聴くこともできず、聴いても理解することもできないのです。
すくなくとも、私の言葉を理解できるだけの素地が、ある程度の素地があるということは、
魂が学習するためには大切だということが判るでしょう。
その素地がなければ、魂は学習をすることができないのです。
ですから長くなりましたけれども、私が今、この日本の地に生まれるとしたならば、学問を修めます。
本当の知識ある人とは、本当の学徳ある人とは、本当の英知ある人とは、
如何なる人間であるかということを見て頂きたいのです。
若い人達に特にみて頂きたいと思うのです。
その私の後ろ姿を見て育って頂きたいと思うのです。
私は恐らくはあなた方のように、宗教そのものは説くことはないでありましょう。
けれども、やはりこの知性の時代において、知力の時代において、知力の権化のような姿をとりながら、
その奥にあるものが何であるかを語ることになりましょう。
人々から知的な意味において尊敬をうけながら、はじめてその奥にあるものは何であるか、
神とは何であるかということを説くでありましょう。
恐らくは私のある時期までは、日本一の知者になるための努力の歴史となりましょう。
そしてそれから後は、日本一の知者となった後に人々に対して、神のことを、
神の御意を説くような人間になっていくでしょう。
今、私がこの世に生まれたならばそのような人生を送ると思います。
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約2500年前のギリシャにおいて、ソクラテスは、まさしくこのような人生をおくっていたのかもしれません。
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