高橋信次の天国と地獄 -天国と地獄- 20 
2019/08/08 Thu. 23:35

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だから、地獄霊はよく言うんだよ。「人間は神の子で平等じゃないか」って、
「何で僕が地獄にいてね、やつらが天国におるんか」、
「如来や菩薩になっとるのがおかしい」って、
「神様不公平だ」と言っている。彼らは、それがわからない。
そうじゃないんだ。同じ神の子としての素質をもっておっても、
それをどのように使ったかに関してはね、それは自分自身の責任があるんです。
これは修行ということの意味です。
根本自力だということの意味なんですね。
個性が与えられているから、その個性をどう磨くかは、各人の自由に任されているが、
この自由の結果は自分で刈り取らねばならん。こういう法則があるんですね。
だから、どうか今ね、結果平等ばっかり言っている地上の人たち、
「人間平等だからみんな一緒にしなけりゃいけない」
「おかしい、あいつだけ偉くなるのはおかしい」とか、「あいつだけ給料が多いのはおかしい」とかね、
「あいつだけいい嫁さん貰ったのはおかしい」とか、「あいつだけいい大学出たのはおかしい」とか言う人は、
こういうのがだいたい地獄行って、「自分が地獄におって、あいつが天国行くのはおかしい」って言うんです。
これはね、それを知らんということだな。
そらそうですよ。当然のことです。
そら百里歩いた人とね、一里も歩かずに死んだ人と一緒だと、同じなはずないじゃないか。
そうでしょう。これをもって悪と言ってはいかんぞ。
だから、結果平等、悪平等っていうのは、本当は神の心には反しているということを知らねばいかん。
天国の中でも、健全な、そうした競争心はあるということを知らねばいかんよ。
切磋琢磨、そして光って光った人が天使になっていくんですね。
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