高橋信次の天国と地獄 -天国と地獄- 15 
2019/07/28 Sun. 15:30

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地獄の上の方では、天国行きたい人いっぱいいるんだな。
ただ、どうしたらいいかわからない。
それで、時どき来る光の天使の声に耳を傾けたり、いろいろするんだけど、
まあ、この上段界あたりで反省ということが始まっているんだな。
「どうやら、自分は肉体中心の生き方をしてきたらしい」。あるいは、
「どうやら自分は、霊というものについて全然理解がなかった。どうやら自分は、愛ということを全然やらなかったな。
自分はどうやら、人の幸せなんか、考えたこともなかったな」。
自分中心であったということの反省が始まるのが、地獄の上段界ですよね。
これもちょっと時間かかりますが、これで自分の、この自己中心的な生き方、これを反省して、
「人間の本当の生き方はそうじゃないんだ」、また、
「人間は霊的な生き方するのが本当だったんだな」っていうのがわかってきたときがね、
これが地獄から抜け出す最後の段階なんです。
ただここから抜けるのまだ、容易じゃないよ。やっぱり勇気がいるんだ、逆にね。
それで天使が来てね、「わかった、それじゃあおまえも天国行くか」って、引っ張っていくんだけど、
まだ仲間がいてね、日本人は嫉妬の社会でございましてね、抜けようとするのが出てくると、足引っぱるんだな。
「おいおい、危ないぞ、あれ天使の格好しているが、本当は違うかもしらん、危ないぞ。
あれ悪魔かもわかんないぞ。もっと深いとこ行くかもわかんないぞ」ってね、
足引っ張るおせっかいがおるんだな、上段界でも。
そうすると気弱になってね、「そりやそうだな、もっといい世界も行きたいが、
やっぱりここの世界も悪くないし、まあ、仲間がせっかくいるんだから、一緒にいようかな」と思ったりね、
こういうのがある。
まあ、宗教団体でもあるけど、浅い地獄にいる宗教団体なんかでね、
やっぱり仲間でいるのがいいんで、抜けるとなんか、改宗したりするとやられそうな気がしてね、
脅されたりするとやっぱり気になるね。
こういう弱い、気の弱い地獄霊たちがおるんだな。
まあ、こういう世界というのがあって、そこで勇気がいるんですね。
だから地獄から抜け出すための、悟りっていうのはね、一つには勇気です。
単に知るだけではちょっと難しいですね。霊的な自覚はいるし、
自己保存がいけなかったことも知る必要があるけれども、もう一段勇気がいるんですね。
勇気を持ってね、「自分が立ち直ろう」と、
「こんな世界はやっばり脱しなきゃいかん、しゃばに帰ろう、天国に還ろう」っていうね、
そういう勇気です。この勇気の原理がないと、天国には上がれないんですね。
ここが難しいとこですね。だからこうした勇気が出てくることが、本当の悟りといえる一歩でしょうねえ。
こうして、四次元地獄界から、まあ、四次元の幽界の方に上がってくるんですね。
まだこの中では、それほど悪じゃないけれども、まだ善悪がごっちゃ混ぜになったような世界が展開してるんだね。
まあ地上でもいるはな、あの人は良いとこもあるけれど悪いとこもあるというような人、いるでしょう。
ここは良いけど、あれがちょっと我慢ならないというような人、いっぱいいるでしょう。
こういう人、だいたい幽界におるんだ。特に地獄まで行かんような人はね。
ここは良いけど、ここは気に食わないっていう人いるね。
よく仕事はできるんだけど、うるせえ、とかね、口がうるさくってもう我慢ならないとか、
そういう人もいるだろうし、まあ、いろいろあるでしょう。
こういう人がだいたい、幽界行ったりするんです。
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