高橋信次の天国と地獄 -天国と地獄- 14 
2019/07/27 Sat. 14:24

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どっかの某宗教団体にもあるんじゃないか。気を付けねばいかんよ。
抜けようとしたら、みんなで引きずり回したり、取り囲んだりしてね。
抜けようとしたり、あるいは元役員やっとって辞めた人なんか呼び出して、取り囲んでね、
「おまえは考え違っとる」「抜けさせない」ってね、「うちの本買わないと、帰さん」とかね。
それでよその本読んだら、そんなの全部捨てさせるとかね。
脅迫したりしてるのね。こういう団体はいろんなところにありますが、
宗教も最悪の段階へいくと、こういう脅迫、脅し、もう「抜けると地獄堕ちるぞ」とかね、
こういう段階がありますが、取り囲んだり脅したりするのね。
この段階というのは、このいちばん下なんですね、地獄の。
でも、それでもね、それだけ脅迫されても、「もう地獄堕ちてもいいから、とにかく抜けたい」っていう人出てくるね。
これはまあ、地獄の下段界から中段界へ行く、悟りの段階なんだね。
それで、地獄の中段界へ行って、これでちょっと堅気の地獄霊になってくるんだね。
まあ堅気で、ようするに人をそんなに、集団的にね、殺めようとか、
狂わそうとかいう気持ちは、積極的な気持ちはないが、心の中に、はまだ、悪の想念はあるんだな。
それで、自分なりの清算をつけさせられるね。
情欲のままに生きた人は、情欲の清算しなきゃいかんし、人に悪口ばっかり言ってきた人はそういった世界でね、
しばらく、まあ程度はちょっと堕ちるけど、一対一の世界の中で、そういう修行するんだな。
そして、この段階でね、地獄の中段界あたりで、どうやら自分はね、
あんまり、こうなんと言うか、幸せじゃなかったということをね、痛感するような時期があるんだな。
多少は、「もうちょっと安らぎと幸せのある生き方をしても良かったな」っていう、まあちょっと軽い反省だな。
これが出てくるときがあるんだな。
「もうちょっと、幸せというのを考えてよかったんじゃないか、おれは。
何か考え方の軸がずれとったんじゃないか」、こういうふうに思うことがあります。
これが、地獄の中段界から上段界へ上がってくるときなんですね。いいですか。
こういうふうな、自分を振り返り始めたら、抜けたいというだけじゃなくて、振り返りはじめたら、
地獄の上段界ぐらいまで上がってくるんです。スウーッとね、上がってくる。
まあここでもまだ、もうちょっと暗いとこでね。
いろいろ、まだあんまり幸せじゃありませんが、地獄の上段界、上段界というか、
うわべのほうへ上がってくるとどうかっていうとね、天国へ行きたいっていう気持ちはもうあるんですね。
この辺いくとね、天国行きたい気持ちがある。
ただまだそれが、どうやったら行けるかはわからない、ね。
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