高橋信次の天国と地獄 -天国と地獄- 10 
2019/07/04 Thu. 23:45

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ただ地獄霊の多くは、まだ自分たちが霊的な存在だということに気付いていないんだな。
まだ肉体持った延長でやっているんですな。
延長でやっているけれども、何と言うか自分たちの念いが、もっとストレートに出てくるんだね。
そういう破壊の念とか、嫉妬の念、憎悪の念、怒りの念ね、
こうしたのがもっとストレートにボンボンボンボン出てきます。
怖るべき破壊力ですね。それから力を競ったりするようになります。こういうことがあります。
で、地獄の中でも長年もいればね、そりやあ親分がいっぱいおるんですよ。
今、間違った宗教団体の中でも親分おるでしょう、ねえ。みんな狂った教えうけて、
だけどその中にボスがやっぱりおって、「われこそは指導者」でやっとるでしょう。
いばってねえ、やっとるでしょう。
「事務局長だ」、「理事長だ」、ねえ、そりゃあいろいろな名前でやってるでしょう。
こういうのがだいたいボスになるんですよね。
あっち行くとやっぱりいばってるんだ。地上のときに、ようするに間違った心の人たちを指導する中で、
力持っているような人が、やっぱりあの世行ってもいばってね、そしてほかの人を命令して、ああしろこうしろ言って、
そして地獄の悪魔同士でも戦争やったりしてるんですね、お互いに。
どっちが偉いかを、要するに証明するためにやるんです、こういうのはね。
だから地上にいる人たちも、よく聞かないかん。
どっちが偉いかを証明するために法戦を挑んだりね、人と戦ったりしている心は、
これは悪魔の心だということを知らねばいかんよ。
天使にはこんな心はないよ。
天使はね、自分のほうが正しいからって、相手を叩きつけるとか、脅迫したり、脅したり、
すかしたり、ねえ、いじめたり、こういう心は、天使の心には絶対ありませんからね。
この、自分のほうが強い、偉いということを示さんがためにね、人を非難、中傷したり、脅迫したり、
威圧したり、脅したり、すかしたりする心は、これはもうサタンの心ですよ。
こういう天使は絶対いないからね。
天使はたとえ、悪魔に対してでもそういうことはしない。
天使っていうのは、悪魔であってもね、粘り強く彼らを説得してね、
彼らの心が善に向いていくことを祈って、指導しているんですよ。
これを善導っていうんだ、ね。天使の心っていうのは忍耐強いんだ。
忍耐強く寛容の心を持ってね、人びとを導いていこうとするんだよ。
間違っているからって、叩き潰そうとかね、それをぶち殺してやろうとか、
ひねり潰そうとかね、こういう心はね、天使は絶対に持たないんだ。
だから、こういう心が出てきたらね、もはや自分は地獄にあるということを知らねばいかん、ね、いかんよ。
だから特にね、私の教え引いている者もよくある。
そういう二元論を教えた場合の、これが悲劇なんだな。
善と悪、ねえ、「正法が説かれるときには魔が競い立つ」ということを僕も言ったけど、
だけど魔が競い立っておると見てね、いろんな魔をひねり潰そうなんてやっていると、
自分が魔になっておるということを知らねばいかん、ねえ。
だから、そういう事実的にね、悪霊が入った人もいるが、
それをひねり潰そうとやっている心も、すでにもう悪魔の心であるということを知らねばいかんよ。
天使は絶対そういうことをしないからね。いいかい、よく考えるんですよ。
まあそれが、だいたいおおざっばな地獄論であります。
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