高橋信次の天国と地獄 -天国と地獄- 9 
2019/07/03 Wed. 23:46

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それから宗教家たち専門のところもありますね。無間地獄って言ってね、
だいたい思想犯、宗教犯ね、人間の心を腐らした人が行く中心のところがありますね。
無間地獄って言うのがあります。
これがいちばん難しくってね、今の宗教でも、「おまえこそにせ物だ」とかね、「わしこそ本物だ」なんて、
いっぱいやっていますね。こういうのは、どっちがどっちだかわかんない。
お互いに相手が悪魔だと思ってやってる。「ああ、あそこを見ると、黒いマントを着て、角が生えているのが見える」
なんて言っているのが、実はそっちが光の天使で、自分の方にその黒いマントがついておったりね、
わからないんですね。
ただ、この正邪については、あの世では確実に判定される。
この世ではわからないかもしれないけれども、あの世では、確実に判定されるんですね。
間違ったものというのは、この無間地獄に行くんです。
それは過去世に関係なく行かざるを得んのですね。
だから光の天使なんかも、悪い商売でしてね、間違ったらストンと行っちゃうんですね。
こういうことはあるし、厳しいんです、それだけね。
だから地獄の世界は、念いの世界の数だけあるし、みなさんね、ちょっと努力してみて下さいね。
自分がいちばん凶悪な念い出すとして、何が出るか考えて、
だから考えつくかぎりの世界が地獄にあるということですね。
人間としてどこまで凶悪になりうるか、考えたらいいよ。どこまで凶悪になりうるかね。
まあある程度の人間は、「ここまで以上、もうおれは無理だ」という人がいるだろうけれども、
まあ、そのへんまでなるんですね。だから地獄も、上段界、中段界、下段界ってあってね、深さは全然違います。
想念の世界ですから、地獄というのは、まあ、いわばテレビ見てても、電波が入る、なんてよく言うね。
ジャージャーと雨が降ったりして、ああいう世界なんだよ。整然とした電波じゃなくってね、電波が乱れとるんだ。
結局、想念が乱れとるから、映像が、いい映像映らないんだよな。
どんな美人の歌手だってあなた、ジャージャーと雨がふるような電波でテレビ映したら、すごい顔になるだろう。
けだものじゃあないけど、もう破壊されつくした顔に映るでしょう。ああいうふうに映るんだよ。
だから地上のときどんなね、美空ひばりといやあ、ちょっと古くなっちゃうから、今何か知らんが、
あー、中森明菜かなんか知らんが、それくらいの歌手がいてもね、心地獄ならあの世にいけば、
電波ふったようになれば、画面に映らないんだな。
ひどい顔になっちゃう。まあ、こういうふうになるんですよ。
だからそういう電波が入って、雨がジャージャー降っているような画面だと思えばいいや。
そういう間違った、あれだね、
音楽でいえば旋律が間違っている。間違った旋律ってあるよな。
もうせっかくいい音楽弾いているのに、間違っちゃうことあるね、途中で。
そうしたら、もう聞くに耐えないね。ああいうような不調和な感じね、これが地獄なんですよ。
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