高橋信次の天国と地獄 -天国と地獄- 8 
2019/07/02 Tue. 23:06

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アメリカではインディアン、インディアンとのあなた、戦争があったでしょう。
独立戦争じゃないインディアン戦争か、インディアン殺しかなんか知らんが、
白人とインディアンとの戦いがあったでしょう。
幌馬車隊のねえ、あんなとき地獄できてるから、あの世のそういう阿修羅地獄の中で、
インディアンが弓つがえては、射って射って、白人の保安官が来てはそのインディアンを撃ち殺したりしているようなね、
そういう阿修羅地獄ってあるんですよ。
こういうインディアンの戦いは、これはアメリカにあるんであって、日本ではありませんね。
日本だとどうかというと、源平戦争みたいな、こんなのやってるのね。源氏と平家がわかれて、鬨の声あげて、
「いやあ、われこそは」ってやってるんです、いまだにね。
何百年もやっとる人いっぱいいます。それぞれのやはり、地域意識と時代意識を持った地獄があるんですね。
なぜそういう地獄があるかというと、さっき言ったように、あの世の世界は念の世界ですね。
だから念が共通している人が、そういう世界を展開するんです。
だから、源平時代の地獄霊たちはだいたい集まっています。源平時代の合戦をしているときの地獄霊たちが、
第二次大戦の戦争しているときの地獄霊とは一緒にならないんですね、わからないから。
彼らも混乱しちゃうから、そんなことしたら。
だから、やはり源平は源平でね、源平の合戦やってるんです。壇の浦でね、耳なし芳一の世界を展開してるんです。
ところが、第二次大戦のその英霊たちはね、そこでまだやってるんですよ「空襲だあ」なんて、やってるんです。
これは要するに、念は念の性質によって行く場所が違うから、本当は空間的には同じ空間なんだけど、
わからないんですね、お互いに。
念の性質が違うと、すれ違っちゃってわからない。
これは地上であれば、いろんな電波が放映されているけれども、わからないでしょう。
で、テレビのスイッチ入れたらね、一チャンネルはNHKとか、三チャンネルはなんとかというふうになってるでしょう。
だから混在しているけれども、それが整然とまた世界を展開しているんですね。こういう世界なんですよ。
だから、地獄の数っていうのは、人間が念うかぎりの、悪っていうかね、
悪想念が生ずる数だけの地獄があり得るということですね。
だからこの世で考えて、悪い念いということで、思いつくかぎりの地獄があるということですね。
たとえば、ドロボーならドロボーの世界がある、ね、え。強盗なら強盗の世界があるんですよ。
あるいは、男女問題専門家たちの集まりも、それはある。あるいは戦争ばっかり専門のところもある、ねえ。
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