高橋信次の心の革命 -悪霊となるな- 4 
2019/05/05 Sun. 16:55

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絶対に死んだら終わりだと思っていた、しかし見てみたらさあ自分がいるんです。
そのときあなたはどう考えますか。
さて、どう考える。たいてい死ぬときは病院かなんかにいました。たいていの霊がそうです。
自分は、奇跡的に生き返ったと思っているんです。
そして、どうやら病院の特別室かなんかに入れられたにちがいないと、このように思うんですね。
そして、家族が嘆き悲しんでいたりすると、
「おいっ、オレだ、オレだ。どうしたんだ。オレがわからないのか」と一生懸命言っているんですね。
わからないんです。
それで、家族たちは頭がおかしくなったんじゃないかと思うんですね。
そして、自分の葬式なんかやり始めたら、みんな少し気が狂ったんじゃないかと思うんですね。
「おい、オレだよ、オレだよ、帰ってきたんだよ。帰ってきたんだよ。春雄だよ、春雄、春雄がわからんか。
六月二十五日が命日だよ。この前、命日過ぎたとこじゃねえか。オレだよ」って言ってるんだけど、
わかんない。わからないのですね。
そうすると、みんなどうしますか。
どうする。なにかやっぱりあなたがいるということを教えたくなりませんか。
ところが地上の人間はあなたの姿は見えないのです。
見えないとどうしますか。そうしたときにねえ、霊ができることというのは、
たとえば、生きている人間に虫の知らせみたいなもので、もちろん教えることもあります。
あとは夢枕に立つっていうのありますねえ。幽霊で出てきて、これは生々しいですね、
出てきて、ゾッとするようなことやってみるということはある。
ま、それ以外でありうることはなにかって言うとね、やっぱり家族のなかに病気を起こしてみたり、
あるいは事故を起こしてみたりすることがあるんですね。
なんでそういうことをするかって言うと、別に子孫が憎いわけではありません。
そうではないんだけど、そうした病気や病人が出たり、事故が出たりすることによって、
これはなにかあるなと思いますね。
人間は幸福には敏感ではありませんが、不幸にものすごく敏感です。
だから病気や事故が続くと、これはなにかあると思う。そしたら、自分は信じてないけど、
「もしかしたら先代が祟っているんじゃないか。もしかしたらウチの兄さんじゃねえか。
あの死に方がよくなかったんじゃねえか」ねえ、四十八歳と何か月で死んで、四十九になる前に死んじゃった。
「やっぱりあの死に方がまずかったんじゃねえか」まあ、こういうことをいろいろ考えますねえ。
そして、「こらたいへんだ。命日には、みんな集まって供養しなきやいかん」とこうなりますね。
すなわち、どうにかしてほしいんですね。とにかく自分が辛くてしょうがない。
悲しくてしょうがない。どうにかして生きている人に気づいてほしい。
とりあえずまあそこまでくるんですね。
それで、「なんとかちゃん、成仏してください」なんて知りあいの人たちは思うこともあります。
それで、死んだ人のほうは自分の願いはわかってもらえないけど、向こうになんとか気づかすところまではいくんですね。
こういうことがあるということです。
したがって、かならずしも完全に悪意とはいえませんが、彼らにとっての、知りあいは、
地上に生きてたときの知人しかいないんですね。
家族とか身内、そうしたところにやっぱり障りというものを起こすようになってくるんですね。
したがって、あなたの心も狙われているというのは、そのことを言っているわけです。
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