高橋信次霊言集 -反省とは- 4 
2019/03/26 Tue. 23:16

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七歳から十歳ぐらいの間には、人を裁く眼が出てくる
又、七才を過ぎて、これが八才、九才、十才になってくるとだんだん世の中のことが分ってきます。
小さいながら、小さい自分でありながら、世の中のこと、或いは先生のこと、同級生のこと、
或いは兄弟のこと、こうしたことが見えてきます。
ですから、自分の兄や姉、或いは弟と自分との関係、父親、母親が弟と自分をどのように扱っているか。
それは公平でないとか、兄ばかり可愛がって自分を可愛がってくれないとか、
そういう家族の中での自分の置かれた立場というのを考え始めます。
また、この十才ぐらい迄の間には、いわゆる限定的な意味で、社会の仲間入りをしてくるんです。
世の中のことが少し分ってきます。
学校という所があって先生が居るんだけれど、先生というのもただ神様みたいなんだけでなく、
先生にもいろんな人が居る。いい先生が居て、悪い先生が居る、或いは先生もまた上役が居て怒られたりしているらしい。
或いはこの先生はビシビシ言ってくれるけど、この先生は言ってくれない。
こういう、人を裁く眼が出て来ます。
これが大体十才ぐらい迄の間の人なんです。
最初言ったように、まず三才から五才ぐらい迄の間は、自分の欲求が叶えられるかどうか、
五才から七才ぐらい迄の間は、人と自分との比較、七才から十才ぐらいの間には、
人を裁く限というのがだんだん出てくるんです。
こういうふうに人間というのほ、その置かれた環境・教育・思想・習慣によって
だんだんにその本来の心というのがねじ曲ってくるわけです。
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