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神理の発見

私たちが生きていく上で一番大切なもの、そして真の幸福へと導いてくれるもの
もしそうしたものがあるならば、それは本当の意味での宝かもしれません。
それが誰によって書かれていたとしても、たとえわずかな期間に書かれたものであったとしても
その中に神理の光が宿っており、真に人々を幸福に導く法であるならば
それを後世に残していくことが使命であると思いこのブログを立ち上げてみました。
これからすばらしい神理が発見できれば、ここにて紹介してゆこうと思っております。

カントの霊訓 -あの世では階層ごとにどのような人が住んでいるか- 18  

ソクラテスの霊言128-183



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下次元界人の時間の概念について

善川  いま一つお伺いしたいのですが、その時間の概念ですが、
    あなた方の八次元の高次元における時間の概念というものは、そういう意味で理解されるのですが、
    それがずっと下って五次元、四次元における時間の概念というものほ、どんなものなのでしょうか。

カント <四次元>においては、まあ或る意味においてはこの地上とよく似通っているといってよいと思う。

    ただ不思議なことは、彼らは自分らの能力に、十分気が付いていないために、
    将来のことが現在のことに思えたり、過去のことが現在のことのように思えたり、
    そうしたことが現象として起きてくるのである。

    要するに時間が逆に流れるということがあるということである。

    例えば、四次元の人間にとっては、過去に非常に恥ずかしい、はずべきことがあったとしよう。
    そのことがいつも心にこびりついて離れないとするならば、彼は過去の時間に生きているのである。

    たとえばあなたが亡くなったとする。

    そして四次元に帰ったとする。
    ところがあなたは三十なら三十代に、或る非常な経験をされたとする。

    大病なら大病をされたとする。
    その時に生死の境目を彷程ような経験をしたとする。

    それがあなたにとって非常な地獄のような苦痛とする。
    そしてその苦痛が一生涯抜けがたいものだったとする。

    そしてその苦痛のままあなたが死んだとする。

    そうすると四次元に居ても、あなたはいつまで経っても、その三十代のようなこと、
    過去の世界の中で生きているような現象が囲りに起きてくるわけである。

    また、同じように逆のことも言えるのであって、将来のことばかりが気になっている人たち、

    たとえば地震が起きてくるとか、さまざまな悪いことが起きてくることを固く信じている人達は、
    それがまだ起きない前に死んだとしても、その将来のことばかりが現在、現時点の前に展がってくる。
    こういった世界が四次元の世界なのです。

    つまり四次元においては、或る意味においては人間的な一日の感覚があるのだけれども、
    同時に"念い"によって、その人の念いによって、過去にも未来にも、自由に行ってしまうというような、
    その時間が、過去、未来の時間が、現在に引き寄せられてくるというような、属性があるということです。

    <五次元>においては、もっとはっきりいたします。

    五次元においては、どちらかというと、過去、現在、未来が無くなってくるのです。
    "時間"というのが、或る意味で無くなってくるのです。

    ただ、順序だけがあります。

    これは十年前に起こったことも、昨日起こったことも、過去に起こったことということで、
    時間の差が無いのです。

    何故かこの前にあったことということなのです。

    ただ、その出来事よりも、いま起きている出来事の方が後で起きた
    出来事だということだけは、はっきりしているのです。

    ですから、あなた方がさまざまな霊達を呼んで、予言とか、或いはいろんなことを当てさせても、
    時間的なことがずい分ずれるのは、彼らにおいては、
    順序が分かっていてもその時間の感覚が十分分からないことが多いのです。

    未来に関しても、十年後のことも、明日の如く思えるのが、
    この<五次元>霊界の世界なのです。

    ですから時間的なことで、たとえ彼らの言うことがずれていたとしても、
    これはやむを得ないことなのです。




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カントの霊訓 -あの世では階層ごとにどのような人が住んでいるか- 19  

ソクラテスの霊言128-183



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結び

善川  わかりました。ここにまあ「霊界に関する経験論批判」ということの全容について
    お話を願ったわけですが、これにつきまして、先般お話願った「存在の認識論」の
    お説と合わせて、カント先生のご霊訓として次の巻に発表させて頂いてよろしいか。

カント 結構です。

善川  なお将来におきまして、「哲学編」第二集を編纂いたしたいと考えておりますが、
    その節には、また違った角度からご教授賜わりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

カント わかりました。哲学者の特集をされる時には、また私をお呼び下さい。
    その時にはあなた方の学習も進んでおられましょうから、また新たな「認識論」を説こうと思います。

善川  ありがとうございました。「哲学はカントより遡り、カントから発する」と言われている程、
    先生を中心とした哲学の世界の存在を実感で学ぶことができました。

    今後ともご指導の程よろしくお願いいたします。

カント わかりました ー。

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