高橋信次霊言集 -心と肉体の関係- 
2021/01/01 Fri. 14:14

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
今年もみなさまにとって、心の糧となる記事を紹介させていただけたらと思います。
それでは第一回として、高橋信次霊言集から心と肉体の関係について紹介させていただきます。
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肉体は舟であり、心は船頭である
それでは今日は昨日に引き続きまして、「心と肉体の関係」こういうことに関して
約数十分の間お話をしていきたいと思います。
私は、現在九次元の世界に帰って来ています。
というわけで、もう肉体はないんであって心と肉体の関係と言ってもちょっと頭がボーッとして、
はっきりしたことは分らないんだけれど、
心が身体みたいな感じで、心即ち身体の関係みたいになっちゃって、
肉体ということがもう大部、分らなくなってきているんです。
まあ地上を去って十年近くなるともう肉体の感覚というのがかなり薄れてきました。
そして本来、そういった肉体というようなものを、私が使っていたということも、
記憶もかなり薄れて参りました。
けれども、生きている人間にとっちゃ、そういうわけにはいかないんであって、
この肉体というのを通じてしか、あの世の世界も、この世のことも感じ取れないんです。
そういうことですから、話はちょっと遡って、
私も生きていた頃のことを思い出しながらお話をしていきたいと思います。
人間は、ともすればどうでしょうか、今生きてる日本人の七割位の人でしょうか、
六~七割の人はもう「肉体が全てなんだ」と、この肉の形、一六七センチ、一七〇センチ、
体重六〇キロか七〇キロか知らないけど、そういう肉体が自分の全てだと思っている人が多いわけです。
そして肉体が全てだから生命保険なんか掛けちゃって、これが滅びた時に金に換えるとか、
もう肉体がお金と換算できるような、そういうような考えでおるようです。
それは仕方ないんであって、これは、喩えて言えは、こういうことです。
テレビでウルトラマンかなんかやっています。
ああいうウルトラマンの中に入っちゃって縫いぐるみの中に入っちゃって、ウルトラマンやってたら、
もうやってる本人がだんだんウルトラマンの気持ちになっちゃって、
縫いぐるみに入ってんのが、ウルトラマンの気になっちゃって、
もう自分はウルトラマンだなんて思うんです。いつも怪獣と戦ってると。
また、怪獣の縫いぐるみの中に入っていると、四十度位にもなるそうで、暑いんです。
けれど、暑い中で尻尾振り上げてウルトラマンと喧嘩してると、だんだん本人も怪獣みたいな心境になっちゃって、
いや自分は怪獣なんだと、生まれつきの怪獣なんて思って、暑い中、四十度の中で、
ウルトラマンと怪獣とが、喧嘩しているわけですよ。
こういうふうに人間というのも本来はそういう肉体という物の中に宿って魂修行しているにもかかわらず、
誤解をしちゃうんです。
それが本来の自分の姿だと思っちゃうわけです。
私は幾つかの著書の中で、肉体というのは舟ですと、肉体舟ですと、
そして心というのは、或いは魂というのは、船頭さんですよと、こういうことでよく説明しました。
ですから肉体は舟ですから、その舟を操る船頭さんが確りしていないと、
舟は何処へ流れて行っちゃうか分りません。こういうことを説明しました。
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category: 心と肉体の関係
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