坂本龍馬の霊言 - 13 
2020/12/06 Sun. 11:20

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俺は今度生まれ変りゃポリネシアだ
善川 ところでどうですか、
いい政治家出て来そうですか。
龍馬 まあどうかな、出てはくるかも知らんがな、まあ百年前に俺達いっぱい出てきたからさ、
そうすうすう出て来る必要もないし、やがては出ると思うけど、
今は政治よりもっと他のものを求められている時代ではないかな。
むしろ優れている人は科学者の中に出たりね、他のものの中に出ているんじゃないかな。
善川 まあ聖徳太子は今度は偉い政治家を送り込んでくると言っていましたが。
龍馬 そんなこと言うよりゃ、自分が出りゃいいんじゃないか、
それを言うなら自分が出りゃいいと思うよ、自分が。
善川 そして政治を一新さすと言われていましたが。
龍馬 もうちょっと革命人のような者一杯出さにゃいかんな、
この世の中のいろんな障害取り払ってもっと自由な国造りやらにゃいかんな。
それとまあ人間が多過ぎるわ、わしゃまあ戦争は好きじゃないがなあ、
まあどっちかといえばわしゃ鳩派だよ。
平和は好きなんだけど、まあ人口多過ぎるんじゃないかな、まあ三千万、四千万居りや十分だよ、
一億人以上がこんなところに犇めいているからいろんなことが起きるわけだ。
ちょっと少なくていいよ、もっとよその国に行くなりなんなりすりやいいんだよ。
南の島いっぱい土地があるじゃないか。
頭が弱くて文明国向きでない連中は南の島へ行きゃいいんだよ。
善川 そちらの方から聴いたんですが、どうも最近地上が便利になって住み心地がよさそうだからって、
皆こぞって出て来たいらしいからこちらの人口が増える一方になっているようですね。
龍馬 まあそういうこったわな、いま俺みたいな頭の悪い親玉が出て来たらだな、
もう引連れてポリネシアかどっかへ行ってだな、そこの島で住めばいいんだよ。
それこそ何処かの島へ行って相撲でも広めりゃいいんだ。どいつもこいつも住みたがるからいかん。
広い国へ行きゃいいんだ。今度生まれ変る時は、南の島のだな、
楽園にでも生れて美女に囲まれて、フラダンスでもやりたいな、ハハ……
category: 坂本龍馬の霊訓(一)
坂本龍馬の霊言 - 14 
2020/12/12 Sat. 12:07

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物理的脱藩よりまず精神的脱藩をやれ
善川 久々に快活な大らかな話を聴くことができました。
龍馬 まあ世の中女性化し過ぎてまんで女のような考え持っとる人間ばかりだ。
善川 もう現在管理社会が行届き過ぎて人びとの心を萎縮させている面もあると思うんですよ。
龍馬 そうだな、もっと若返らにゃいかん。やらにゃあいかん。
能力も発揮せんままにほとんど年取っていくんだ、こんなんじゃあいかん、
特に若いもんに言っとけー。みんな脱藩しろってな。現代における脱藩だ。昔の藩が現代の管理社会だな、
今でいうと組織社会が藩だな、既成の体制だ。
この脱滞をやらにゃいかん。脱藩をやってもだな、
その人に実力さえあれば人々は従いてくる。世の人は認める、要は実力があるかどうかだ。
脱藩しなさい、脱藩を。
善川 脱藩者、そういう脱藩者意識を持ったものが集まらなきゃ新しい社会は生まれてこないというわけですね。
龍馬 但し脱藩が目的じゃないんだぜ、やることがはっきりできた時に脱藩するんじゃ。
脱藩してから何かをやるんじゃないわけだ。まあそういうわけだ。
脱藩を奨めたけど世の中失業者が増えてはいかんからこの際言って置くが、
失業しろといっているわけじゃないということだ。
まあ物理的な脱藩だけでなくて、精神的な脱藩をやりなさいと、まあそういうことだな。
なんかわしゃ見とるとなんか馬鹿な集団に思えてしようがないわ、
もう会社では上にはペコペコ言いだなあ、夜はまた会社の上役と一緒に飲んでだ、
土、日にはまたゴルフをやってだなあ、
同じ人間ばかりが四人、五人とくっついて動いとるのみるともう情けないわ、
馬鹿じゃないかと思うな。
こんなの精神的に脱藩出来ていないということだ。まあ給料貰うためには働かにゃいかんが、
それ離れたらもう皆好きにしなさいよ。
好きにすることが無いんだよ他に、だから一緒に酒を飲んでだなあ、
一緒に歌唄って、一緒にゴルフして玉打っとるわけだよ、あんな愚にもつかんことやっとるわけだよ。
馬鹿なのになりゃあ毎週毎週やってるわけだ同じ者同士が、
何の進歩があるかそんなもので、
もっと精神的に脱藩せよ、精神的に脱藩するためにゃ高次の目標目的がいるというわけだ。
もっと天下国家を論じよだ。
会社の中でやっている時は議論するのもいい、仕事するのもいい、
会社離れたらもう会社の人間ではなくてだな、もういろんな人と天下国家を論じるような世の中になれ。
青年達は特にそうでなくちゃならん。そう言っとけー。
善川 では、龍馬先生本日はいろいろご指導賜わりありがとうございました。
後五名の大先輩方のご指導を願ったあとで、いま一度先生にご降下願って、
引続き総括的なご指導を願えれば幸いと存じますので、本日はどうもありがとうございました。
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いかがでしたでしょうか。
多くの人たちを幸福にしたいという情熱こそが、最も大切なのだと思います。
category: 坂本龍馬の霊訓(一)
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