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神理の発見

私たちが生きていく上で一番大切なもの、そして真の幸福へと導いてくれるもの
もしそうしたものがあるならば、それは本当の意味での宝かもしれません。
それが誰によって書かれていたとしても、たとえわずかな期間に書かれたものであったとしても
その中に神理の光が宿っており、真に人々を幸福に導く法であるならば
それを後世に残していくことが使命であると思いこのブログを立ち上げてみました。
これからすばらしい神理が発見できれば、ここにて紹介してゆこうと思っております。

ソクラテスの霊言 -あなたが、今この日本に生まれたらどのような生涯を生きられるか- 2  

ソクラテスの霊言128-183


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人間は何回も、何回も転生輪廻を重ねて来ております。
そのときには、その或る時は、原始時代のように生きたときもあります。

ある時には、戦乱の世の中に生きたこともあります。

しかしながら、原始時代に生きた人々に、私達の世界がすべて理解できるかといえば、
理解することはできないのです。

戦乱の世に生まれた人々は、生命の大切さということを学ぶでしょう。

けれども、われわれの世界の仕組みを理解するだけのものはないのです。

やはりわれらが世界も、この多元的な、多次元の世界を理解し、神の御意を知り、
そしてこの現象界の意味を知るためには、さまざまなことを知り、学ばなければいけないのです。

学ぶということは、手段ではなくて、霊的進化という目的でもあるのです。

さまざまな知識を身につけ、磨いていく中において魂としても発達していくのです。

それはそうです。ユダヤの地において、イスラエルの地において、浜辺で漁師達に、人を愛しなさいと言うよりも、
複雑な世の中のことを知り、世界の仕組みを知った上で、人々を愛するということが一体どのような意味をもつのか
ということを学んだ方が、その人の魂にとっては進化になるのです。

魂は進化していかねばなりません。

そうですから学問を修めるということ、知的に生きるということは、
決して手段ではなくてそれ自体が一つの目的だということです。

知的なライフ・スタイルを作るということ自体が一つの目的でもあるのです。

そうした生涯をこの肉体人間の時代に送れたならば、その人間は非常に大きな魂の糧を得ることができたでしょう。

あなた方がこうして私の話を聴けるのも、あなた方がさまざまの学問をし学んで来たからであります。

あなたが例えば生まれつき原始人のような生活をし、石斧で動物を殺したり、
田植えだけをして一生暮らした人であるならば、私の言葉を聴くこともできず、聴いても理解することもできないのです。

すくなくとも、私の言葉を理解できるだけの素地が、ある程度の素地があるということは、
魂が学習するためには大切だということが判るでしょう。

その素地がなければ、魂は学習をすることができないのです。

ですから長くなりましたけれども、私が今、この日本の地に生まれるとしたならば、学問を修めます。

本当の知識ある人とは、本当の学徳ある人とは、本当の英知ある人とは、
如何なる人間であるかということを見て頂きたいのです。

若い人達に特にみて頂きたいと思うのです。

その私の後ろ姿を見て育って頂きたいと思うのです。

私は恐らくはあなた方のように、宗教そのものは説くことはないでありましょう。

けれども、やはりこの知性の時代において、知力の時代において、知力の権化のような姿をとりながら、
その奥にあるものが何であるかを語ることになりましょう。

人々から知的な意味において尊敬をうけながら、はじめてその奥にあるものは何であるか、
神とは何であるかということを説くでありましょう。

恐らくは私のある時期までは、日本一の知者になるための努力の歴史となりましょう。

そしてそれから後は、日本一の知者となった後に人々に対して、神のことを、
神の御意を説くような人間になっていくでしょう。

今、私がこの世に生まれたならばそのような人生を送ると思います。


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約2500年前のギリシャにおいて、ソクラテスは、まさしくこのような人生をおくっていたのかもしれません。





category: あなたが、今この日本に生まれたらどのような生涯を生きられるか

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