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神理の発見

私たちが生きていく上で一番大切なもの、そして真の幸福へと導いてくれるもの
もしそうしたものがあるならば、それは本当の意味での宝かもしれません。
それが誰によって書かれていたとしても、たとえわずかな期間に書かれたものであったとしても
その中に神理の光が宿っており、真に人々を幸福に導く法であるならば
それを後世に残していくことが使命であると思いこのブログを立ち上げてみました。
これからすばらしい神理が発見できれば、ここにて紹介してゆこうと思っております。

スウェーデンボルグ霊示集 -天界の黙示録- 6  

スウェーデンボルグ霊示集128-184


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地上時間で十二月に入ってまもなく、金色の鳩がどこからともなく飛んできて、
私の家の窓べにとまりました。

私は安楽椅子に座ってしばらく読み物をしたりして、時間を過ごしていたわけですが、
窓べに雪がかかっているうえに、金色の鳩がとまってクククククッと嶋いて、くちばしで窓を叩きますので、
窓を開けてその鳩をなかに入れてやりました。

そうすると鳩は喜んで、家のなかを何回も飛び回りましたが、
私の肩の上にとまると、またククククククッと鳴きました。
これは、よいことを知らせるという意味でありました。

そして、鳩はいきなりまた私の肩から飛び立つと、窓から出て行きました。
やがて、三十分もしたころでしょうか、空のほうからなんともいえない音楽が奏でられてきます。

そして、ふっと空を見ると、今日はエリヤが一人だけくるわけではなくて、
エリヤの前に馬車が何台かあって、小さな音楽隊がついて来て、笛を吹いたり、太鼓を叩いたり、
いろんなことをしながら、空中を私のほうに向かって進んでくるのです。

「これはたいへんな歓迎ぶりだな、出迎えようだな」と私は思いました。
これまでして迎えられれば、これは国賓待遇です。

そうした待遇であるので、これはやむをえないという気待ちがひじょうにしました。

先ほどまで、机の上で原稿を書き散らしていたその原稿を、トントンと机の上でまとめると、
「ではこれにそって話をせざるをえまい」、そう思って表に出ました。

やがて、エリヤたちの集団が庭の前にとまって、例のごとくエリヤが降りてきました。
そして、「ここに金の馬車がある。これにあなたもお乗りなさい。そうすれば、目的地まで届きましょう。」

こういうかたちで私はその馬車に乗り、
途中エリヤたちといくばくかの言葉を交わし、
そして、どういう仕事であるかということを聞きました。

エリヤがいうには、「これは、とにかく地上の人間が、今危機を前にして、
寝惚け眼でまだまだ生活をしておるようだから、この目を覚まし、
そして、危機に気づかせてやる必要があるのだ。

これだけの真実の世界があるのに、この世界に気づかずに生きているということは、
なんと残念なことであるか。それを彼らに教えてやる必要があるのだ。

それを教えるのに、われらが霊人であるということの証明がない。
ゆえに、いろんな霊人が出て、その個性を明らかにしながら語り続けるということを、
ひとつの証明材料にしようとしているのだ。

したがって、スウェーデンボルグよ。あなたはあなたとしての考えを述べればよい。

他の者には他の考えがあるが、あなたはあなたの心情を述べればよい。
それでよいことになっているのだ。

多少参考になることを述べてくれれば、それでよいのだ。
また、主なる指導霊団がいろいろなことを考えているから、それを思い煩う必要はない。」

こういう話でありました。

私はその金色の馬車に乗って、エリヤにとなり合わせて座っていたわけですが、
途中アルプスの上空を越えてゆくという経験をしました。

これは、もちろん私のイメージの世界ですから、地上のみなさんの感覚とはちがうかもしれませんが、
日本の地に霊言を送るということは、私としては、このペガサスの馬車によってスウェーデンを飛び立って、
ヨーロッパを越えて、南へ飛び、そして日本へ渡ってくるような、
そういう気持ちであったと思っていただきたいと思います。


-天界の黙示録- 5

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スウェーデンボルグ霊示集 -天界の黙示録- 7  

スウェーデンボルグ霊示集128-184


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エル・ランティとの出会い

このアルプスの上空をペガサスで越えているときに、また雲間から信じられない光景が現われてきました。

それはまだ見たこともない光景でした。
これを何と形容いたしましょうか。

それは、大きな金色の円盤にも近い台座があって、その台座が空中に止まっておりました。
その台座の上、これを玉座と呼んでいるようですが
そこにまた金色の大きな椅子があって
そしてまわりには、従者とおぼしき天使たちが数多くいました。

この天使たちの姿はなんともいえない様子で、東洋系のようでもあるし、西洋系のようでもあるし、
定かではありませんでしたが、私が驚いたのは、その中心にいた人のお姿でした。

それは、金色の仏像にも似ているようであり、そうでもないお姿でありました。
やがてその仏像とおぼしきものをながめていると、それが、実際の霊人であるということがわかりました。

あまりにも光が強いために、金色に光ってよく見えないのです。

その姿はちょうど、どうでしょうか、全身の大きさが私の目には二十メートルはあるかに見えました。

そうした金色に光る霊人です。巨大な霊人で、頭にはルビー、
サファイヤ、ダイヤモンドを散りばめた王冠をかぶっていました。

その顔はどことなく日本人にも似ているようであり、また、
砂漠の地方の人たちの顔にも似ているようでもありました。

私はエリヤに「あの方はどういう方であるのか。」と尋ねたところ、
「ああ、あの方が最近その姿を現わした方だよ。」と語ります。

「その方とは?」
「ああ、あなたはまだ知らないのか。あれが有名なエル・ランティという人の姿なのだ。」
こういうように語られました。

「最近日本にも縁があったので、日本人に近い顔でもあり、また、砂漠のほうの神の顔でもあり、
仏像のようでもあり、仏像のようでもない、そういう姿をしているが、
彼がエル・ランティという、その姿を表象として表わしているのだ。

あのような大きな姿で
金色に光って高貴な力を持っておられる方なのだ。
この方が、今回の霊示を送るにあたって、今、陣頭指揮をとっておられるのだ。」
こういうお話でありました。

「そうですか。そういう方の存在を私は存じあげませんでしたが、そういう方がおら
れて、こういう仕事をしておられるのですね。」



-天界の黙示録- 6

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スウェーデンボルグ霊示集 -天界の黙示録- 8  

スウェーデンボルグ霊示集128-184


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イエスとの再会

こういう話をして、私はそのアルプスの上を越えてきたわけですが、
やがて、南に下り、いわゆる砂漠の地方といいましょうか、
イスラエルの上空を通りかかったときに、またひとつの表象が現われてまいりました。

その方がだれであるのか、私にも一見してわかりました。
それはイエス・キリストといわれる方その人でした。

その時のイエスは歳のころはやはり三十代に見えましたが、
髪はブロンドで長く、鬚をはやし、手には杖を待っておりました。

白い衣服は足首までたれ、そして、腰には威厳のあるベルトをしておられました。

そのイエスの姿が遠くに見えていたかと思うと、だんだん、だんだん大きくなり、
間近にこられたときには、また私の目には数十メートルもあるかに見えました。

そして、馬車がそこでとまりました。
すると、私の目の前に数十メートルはあろうかと思うイエスが近づいてこられ、
そして、膝をかがめて私に会釈をされました。

そのときイエスの頭には、大きな王冠が飾られておりましたし、
その目はダイヤモンドのように光っているのが見えました。

そして、これは目の錯覚でしょうか、私にはこのかがまれたイエスの背中に大きな翼があるように見えたのです。
大きな翼です。

翼だけでも十五メートルはあるのではないかと思われるような、大きな翼がついているように見えました。
そして、イエスの頭の王冠の上に大きな白い、あるいは金色であったかもしれません、
輪がかかっているかのように見えました。

「ああこれが有名な天使の冠だな。」と思った瞬間、
そのイエスの後ろに居並ぶ天使たちの姿が見えました。

その天使の数は、私の見たところ、約三千名はいたのではないでしょうか。
はるかなる後ろまで、大軍団、大軍勢となって天使たちが一同に会しているのです。

それぞれ雲の上に軍団となって乗っていて、そして不思議なことに金色の剣、
銀色の剣、ダイヤモンドの剣、そういうものをいっぱい持っていたので、

「どうやらこれはイエスの指揮される天の軍勢が、いよいよ大きな仕事を始められるらしい。」
というように感じました。

そこで私はエリヤに「あれは、どういう意味なのですか。」というふうに尋ねたわけですが、
二つの意味があるとエリヤは私に答えました。

「第一の意味は、イエス様があなたの仕事に対して敬意を表しておられるということだ。
第二の意味は、天使の軍勢があれだけ出てきているということは、これから大いなる戦いが起きるということなのだ。

それは地上に混乱を起こそうとする勢力と、天使軍団との戦いという意味合いなのだ。

また、それだけの軍団が控えているのだから、
お前は安心して、仕事をしなさいという意味でもあるのだ。」

そのようにエリヤは私に語りました。

それで私はエリヤにまたたずねました。
「いったいこの今回の仕事の目的はどういうところにあるのでしょうか。」

そうすると、エリヤが私に答えたことには、
「それは、それは、大きな仕事のようだ。

私にもまだ全貌は十分にはわからないけれども、
どうやら人類の歴史の流れを、まったくちがった方向に変えようとしているらしい。

そのために大きな力が集まっているらしい。
天上界の総力が集まっているらしい。

エル・ランティという人の姿をお前は見たであろうし、またイエス様の姿も見たであろう。
ああした方々はおそらく天界の最上級の世界の人びとなのだと思う。

そういう人たちが、今あなたの出番を見送っているということ自体、
これはひじょうに異常な事態であると考えてもよいだろう。

私自身が感じるのは、ここ一、二年は、まだほんの始動期にしかすぎないが、
やがてこの大きなうねりは、日本全国、また日本を通じて全世界に広がってゆくのではないかと思えるのだ。

こういう大きな事業が始まるらしい。東の国ではもうこの仕事が始まっているのだ。

お前が出る前に、もう五十冊以上の書物が出され、今神理の軍勢が、
兵隊が前進しているということを示しているのだ。

お前の力は十分ではないかもしれないが、どうかこの大きな動きの一端を担ってほしい。」
エリヤはそのように語りました。

このエリヤという人の、どことなく崇高で、威厳があっておかしがたい気品に、
私はまったく打たれてしまいました。

やがて馬車は中東を過ぎ、そして南洋を過ぎ、東へ東へと空を飛び、やがて東の国が見えてきました。



-天界の黙示録- 7

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