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神理の発見

私たちが生きていく上で一番大切なもの、そして真の幸福へと導いてくれるもの
もしそうしたものがあるならば、それは本当の意味での宝かもしれません。
それが誰によって書かれていたとしても、たとえわずかな期間に書かれたものであったとしても
その中に神理の光が宿っており、真に人々を幸福に導く法であるならば
それを後世に残していくことが使命であると思いこのブログを立ち上げてみました。
これからすばらしい神理が発見できれば、ここにて紹介してゆこうと思っております。

坂本龍馬の霊言 - 1  

坂本龍馬の霊言128-183



今回は坂本龍馬の霊言を紹介させて頂こうと思います。

日本に生まれ育った方で坂本龍馬を知らない方は、おそらくいないと思います。

ここで紹介している神理の書は、そのほとんどが宗教関係でありますが、
今回はそうではなく、革命家であり武人であると思います。

高級霊界には宗教家のみではなく、こうした革命家、武人もいるようです。

それはなぜか。

明治維新の志士たちは、私利私欲ではなく、
その命を、その情熱を、日本国民のために、日本のために捧げつくした人たちではないかと思います。

では、以下に本文を紹介させていただきます。


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神や仏が偉いからって宗教家が偉いわけじゃあない

籠馬 -龍馬だ。

善川 坂本龍馬先生ですか。

龍馬 -そう。

善川 本日は突然お招きいたしましたが。

龍馬 ほんに突然じゃ。

善川 しかし私どもには予てから先生にご意見を伺いたいという念願がありましたのですが、
   今回お招きしたのは他でもありませんが、あなたは明治維新の偉大な先駆者であられたということからして、
   わたしたちが今企画している精神革命運動に、先輩であられる先生のご指導が得られたら幸いと思いますので、
   何かお願いしたいと思います。

龍馬 -ああ、わしは気が短いから、お前さんの話をゆっくりと聴いてはおれんかも知らんが……、

   まあ宗教は嫌いだ。どっちかというと、まあ嫌いだね、無い方がいいんでないかな、そんなものは。

   まあみんなね、人間いろんな考えがあると思うよ、まあ商売してね、幸せに生きとる人間も居ればね、
   小説書いて幸せになる人間も居れば、武士やって幸せな人間も居るってこった。

   宗教家っていうのはね、まあみんな威張っとるわけだ。
   みんな俺が一番偉いと思っとる。

   けどなあ、必ずしもそうではないぞ、宗教家はな、勿論神だ、仏だと言うて、
   神や仏が偉いことはまあわしも知っとるが、神や仏が偉いからといって宗教家が偉いわけじゃあない。

   同じように自分も偉くなっとると思うからいかんのだ。

   神、仏を話せば、自分も神仏と同列だと思うところが陥し穴-。

   世の宗教家を見てみい。まともな人間は半分も居るか、居はせん。

   まともな人間が半分も居ないようなまあ人間の集まりだ。

   それに比べりやあ、商人なんちゃあほんと、まともな人間の集まりだ。
   本当に生きとるよ。

   ま、商人でなくともいいけどさあ、まあ侍だって今は時代遅れだけどさ、まあ国を護るというか、
   大きな大義がある時に働けるような人間というのは大したもんだ。

   宗教家というのは抹香臭うてわしは好かん。

   好かんがわしに喋れというならしゃべろう。

   けどな、まあ不愉快にはせんように喋ってくれよ、頼むぜよ、
   わしゃ頭が悪いけん、そういうふうに思うてやってくれえ。

   こんなざっとした人間じゃけん、むつかしいことは言うてもわからん。

   もう最初に言うとく。わしゃ頭が悪いんじゃ、おまはんらはもっと頭がええ、わしゃ頭が悪いんじゃ、
   こんな頭の悪い人間でも解るようなことう聴いてくれー。

   恥はかかさんでくれよ、お前さん、わしの喋ったこと本にしようと思うとるじゃろ、
   だけど恥はかかさんでくれ-。

   わしゃ本など読んだことないわ、読んだことない人間に、
   まあ本書かすようなことやらそうとしとるんだから、どだい無理だ。

   こんなんでは儲からんぞ、わしの本ではもうからんが、
   まあそれでもええ何かひと言といやあ言わんでもない。

   わしもケチじゃないからな、まあ忙しいかといわれたらな、忙しいこともないわ。




category: 坂本龍馬の霊訓(一)

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坂本龍馬の霊言 - 2  

坂本龍馬の霊言128-183


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他界後の志士たちの近況

善川 ちょっとお伺いしますが、あなたの年代の方の一人には、勝海舟先生が居られましたね、
   あなたの先生であったこともあったのですね。

龍馬 まあ先生といやあ先生じゃけど、まあ今は先生じゃあないわな。

善川 今はどうか知らんが当時初期にね、それから木戸孝允先生、往時は桂小五郎さんと云われておったのですか。

龍馬 うんうん桂小五郎さんね、はいはい。

善川 それから岩倉具視さん。

龍馬 具視さんね、はいはい。

善川 それから西郷さん。

龍馬 西郷ね。

善川 こういう方は皆さんご一緒のところにおいでるのですか……。

龍馬 そうね、あのう勝さんとは今もよく話しているよ、まあ友達交際やってもらっているよ、
   まあ仲間だな、木戸さんはね、ちょっと偉いんだな、ちょっと偉いんだ、俺達より。

   威張っているよ、威張っていると言っちゃ失礼だけどな、ちょっと格式が高いわけだ、
   ちょっとご立派な任務につかれているような感じだな。

善川 岩倉さんはどうですか。

龍馬 岩倉はね、まあそうね、まあちょっと俺の口から言うのもあれだがちょっと落ちるな、
   ちょっと俺達の居るところに居ないな、まあでも、まあそう悪くはないよ、立派な人間だと思うな。

善川 では、吉田松陰先生はどうですか。

龍馬 ああ、この人は立派な方、立派な方ね、まあ住んでる世界、ところはね、私達のまあ近所だけれどな、
   まあ立派な人だよ、まあ私ら、勝さんも合せてね、この松陰先生には今でも教えを乞うていますよ、

   教えてもらっていますよ、頭のいい人だからね、まあ日本一の秀才だね、この人、
   今でいやあそうだなあ東大の総長より頭がいいんじゃないかな、ずっと頭のいい方だと思うよ。

善川 象山先生はどうですか。

龍馬 ああ象山さん、象山さんも居るよ、ああ居る、居る。

善川 そうですか、あなたと同藩であった武市半平太さんは。

龍馬 半平太、あれはどこに居るのかな、会わんが……。

善川 大久保利通さんは。

龍馬 ああ、あれはあっちだ、あっちの方向だ。

善川 西郷さんは。

龍馬 西郷さんという人は、ちょっと反省中だな、元々偉い人なんだよ、
   偉い人なんだけど、ちょっと情に弱いところがあってな、
   生きていた時にね、大分情に流されてね、違ったことやってしまったからな。

善川 最後にちょっと方向を誤ったようですね。

龍馬 まあそういうことでな、彼は情の深い人だから、それでまあどうしてもね、
   彼自身は悪くはないのだけれど、引っぱられたということもあるんだけれどもな、
   まあ今のところいろんなことの反省中だな。まあそういうこっだ。

善川 明治初期あの当時、あなた方のうちで一番進んだ考えを持っておられた方といえばどういう方でしょうか。

龍馬 よう知らんが、まあ一番阿呆はわしじゃろな、わしが一番阿呆じゃ、一番阿呆じゃけどな、
   まあ福沢さんなんか偉人だと云われているよ、今俺達の世界では福沢さんなんか偉い人だと云われているよ。

善川 志士であった高杉晋作さんはどうされていますか。

龍馬 ああこれはちょっとまずいことになっているな、彼も優秀な人なんだけどな、けどな、
   死んで直ぐ何処へ行くかによって、その人が偉い、偉くないが決まるもんではないぞ、
   やっぱり世の中に役に立った人間は一杯いるんだ。

   役に立ったもんは居るんだけどな、やっぱりちょっとな、迷ったり、一寸失敗したりして、
   そんなことがあって、死後いろんなところに居る人もいるけどな、それが本来のその人じゃないし、

   死んで直ぐに真直にね、偉いところへ行けなくとも、立派な人は一杯居る。
   それ間違ってはいけない。そういうことしてでもね、やはりやらにゃならんていうこと一杯あるわけだ。

   政治家とかな、まあ昔でいうと侍の大将達なんてな、まあこれはええことしとれへんよ、
   まあ将軍家だっていろいろあったけれども、まあその前の戦国時代にしても、その頃の大将達、
   侍の大将達、はっきり言やあ人殺しの親分だ。

   はっきりいやあ悪いことしとるよ、いっぱいな、悪いことしているから死んでから暫くはな、
   地獄に堕ちている者一杯居るよ、けどな、彼らも彼らなりに時代を作ろうとして努力したわけだ。

   だから根っからの悪というわけじゃないんだ。
   時代を作ろうとしたわけでな、個人的にその責任一手にかぶって反省しているわけだ。
   だから、必ずしも死後真直ぐに天国へ来たからいいと言えば、そういうわけではないわけだ。

   織田信長さんだって地獄へ堕ちてしもうたけどな、けど信長さんの時にだって〝糞坊主〟は一杯居たわけだよ、
   お寺さんには糞坊主はいっぱい居たわけだ。

   その坊主が死んでから天国へ来ているかもわからん、天国へ来ているかもわからんが、
   じゃあ安泰かといやあ、き奴ら生きていた時に、一体何をしたんじゃ、何もしとらんもん、

   たかだか自分一人が生きただけじゃ、そして一緒に生きてきたもん何人か、
   そりゃ教育もしたかもわからんが、世の中の役にゃ立っとらんよ。

   ところが織田の信長さんなんか世の中の為になること一杯やっているよ、
   坊さんはわしゃ嫌いじゃとさっき言ったけどな、彼は坊さんの排撃もやったけどな、
   あれによって、まあ彼の力によって近代日本が開けたところも大きいわけだ。

   〝楽市楽座″もやればね、まあいろんな立派なこともやっているよ、海外の外国の考えも採り入れたし、

   まあキリスト教もそうじゃないか、結局信長が保護したから入って来たんじゃないか、そうだろう。

   坊さんやっつけたけど、またキリスト教入れたじゃないか、だから悪いこともあるけどいいこともあるわけだ。



category: 坂本龍馬の霊訓(一)

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坂本龍馬の霊言 - 3  

坂本龍馬の霊言128-183


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出来るだけ大きな出っ張りをつくれ
                                         
龍馬 だから悪いことと、いいことを杵にかけたら零、になる人もあらあな。

   まあマイナス、悪い方になる人もあるよ、けどもな、その出っ張りが大事なんじゃ人間はな。

   悪い方に出張っとってもな、いい方へ物凄く出っ張っとりや、何らかの役に立っとるわけじゃよ、
   そういう人というのは、今たとえ苦しんで居るとしたとしてもだな、
   必ずやね、いい道が開けることになっとるんだ。

   いけないのはな、一番いかんのは、毒にもならず、な、チンコも起たず、屈もひらず。
   こんな人間が一番駄目なんじゃ。

   こんなんでな、何んにもせんで、悪いこともせず、虫一匹殺さずにじゃ、
   天国に還って来たところでこういう人間は生まれて来たという価値も何も無いんじゃ、そういうことじゃ。

   悪いことしたってええんじゃ、だから言っとけ、書くんなら言っとけ! 世の人びとに言っとけ!
   悪いことをしてもええぞと、ええけど、悪いことしてもええけど、もっとな、ええ出っ張りをつくれ-と。

   出っ張りを造んなさいでっぱりを、できるだけ大きな出っ張りを、出来るだけ大きな出っ張りを、造れと!、
   悪いことしてもええけど、出っ張りを造れと、そう言っといて呉れ!

善川 秀吉はどうですか。

龍馬 ああ秀吉さんもそのまま天国にゃ来とらんよ、はっきり言って天国にゃ来とらん。
   けどまあ、あれもわしゃ偉いと思う。

   神さんどう考えとるか知らん。神さんあれ駄目だと思ったんかも知らん。

   じゃがわしの眼から見たらな、役に立っとるよ、秀吉なかったら今の日本無いぞ、

   もう、だからな、お坊さん、生臭坊主が一杯天国に来とるけどな、
   そういった人よりは秀吉はずいぶん偉いんじゃ、

   まあ神さん何考えとるか儂ゃ知らん。

   けどな、人間の偉さというものはそれだけじゃあないんじゃ。

   やっぱり出っ張らにゃいかん、人間はな、出っ張っとらん人間っのはあかん。

   そんなもんは役に立たん。

菩川 家康はどうですか。

龍馬 家康、まあこれは普通人じゃな。悪いこともしとったけれど、そこそこ人間としてまあ完成はしとったよ、
   まあそういう意味では彼は地獄に行かんかった。

   まあそこそこの人間だ。
   まあずっと偉い人間じゃねえよ。

   俺よりは賢いけれども、まあ俺よりもいいところに居るわけじゃないんだ。

   彼もまあ時代開いたといえば、まあ時代開いたといえるわなあ。

善川 吉宗あたりはどうだったんでしょう八代将軍の。
 
龍馬 吉宗さん、徳川の吉宗さん、まあ彼は偉い人ですよ、立派な人ですよ。

   まあ私達の世界に居ますよ。ちゃんと後世、まあ八代将軍ということで尊敬もされているけれど、
   やっぱりそれなりの人であったということは確かだ、立派な人ですよ。
   
善川 大岡越前などいう人も……。
 
   そうそ、そうそ立派な人ですよ。だからね、日本の社会だからそういった歴史物というかね、
   いまだに評判が立っているだけで、これが西洋の世界だったらね、立派な王様だったり、
   立派な貴族ということで非常な尊敬受けとるよ、

   外国だったらね、そこそこの尊敬受けとるよ。知名度も高いから、

   まあ日本だからね、まああんな庶民に親われた将軍様という形で、それに大岡裁きって云われているけど、
   まあこれももっと有名な外国の人だったらもっと名前が残った方だと思うよ、

   まあそういう意味では可哀相だと思うよ。



category: 坂本龍馬の霊訓(一)

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坂本龍馬の霊言 - 4  

坂本龍馬の霊言128-183


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今の若いもんに言ってくれ!  馬鹿でもええから大きいええことやれと

善川 ところであなたは若くして開港論を唱えてやったわけですが、非常にその当時としては、
   これは思い切った考え方というか進んだ考え方でしたね。

龍馬 まあ考えたってわかるじゃろが、日本で云やあな、大根抜いて食っとるよりは、
   外国のバターとパン食っとる方が進んどるわな、考えりや判るこった。

善川 そういう思想はあなたどういうところから輸入されたですか。

龍馬 輸入もクソもないわ、わしゃこのような人間じゃ。

善川 勝先生あたりからの知識で

龍馬 勝さんからも学んだが、そう俺も馬鹿にしたもんじゃないぞ、
   俺は俺なりにな、時代を読む力はあったわけだ。

   当時はな、いろんな人間とも集まって話もしたし、いろんな人間から知識も吸収したわけなんだ。

   勉強家が一杯居て、いろんな所で維新の志士達と会っていたよ。

   だからあんたね、本を読んだだけで勉強するだけが勉強でないんだ。

   そういったな、熱気溢れる連中と話するということは非常な勉強なんだ。
   そうだろ、耳学問というものは大事なんだ。

   そうだろう、俺はね、文字は読まんかったよ、はっきり言ってな、
   文字は読まんかったけど耳学問はしっかりやったんだ。

   そういうとこが俺の勉強さ、そういう中からな、耳学問から一体どんなものを選び出して、
   何が大事かというのを見分けるのが大事なんだ。

   その眼だな、先を読む眼だ。

善川 あなたはそれから海援隊を作られたわけですね。

龍馬 そうそうあんなの、今の日本そのもんじゃないか、貿易立国そのもんだよ。
   どうだ当っただろうて言うもんだ。

善川 今日の貿易立国の先鞭をつけたというわけですね。

龍馬 そうそう、だからなあ、俺は今の連中に言いたいんだ、特に若い者に言ってくれ! 
   馬鹿でもええからいいと思う大っきいことやれっと。

   新しいことやれっと、何か思いついてやれっと、しようもないことするなって言いたいよ。

   なんかいま受験勉強、受験勉強で、なんかええ会社に入って出世しようなんて言って皆やってるんだろう。

   そんなことやるな、もっと大きなこと考えて、どおんと人間、人がやれんような大きなことやれえ!

   そう言ってくれー。

善川 そういうあんたのお考えあたりは当時勝先生なんかはご承知だったんですか。

龍馬 勝さんはな秀才だよ、秀才だからな、まあスキの無い人だな、ソツの無い人だよ、
   まあ今生まれていたら大蔵大臣か総理大臣簡単にやれる人間だよ。

   ソツのない人だ、まかして大丈夫な人だ。俺なんか何やるかわからんからな。




category: 坂本龍馬の霊訓(一)

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坂本龍馬の霊言 - 5  

坂本龍馬の霊言128-183


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斬りたけゃ斬れだ、俺の体ぐらいくれてやる

善川 まあ荒っぽい方だからね。

龍馬 はは、ずい分はっきりと言ったな。

善川 しかし、どうなんですか、あなたもずい分活躍されたんだけど、最期はえらい思いをしましたな。

龍馬 おう、最期は痛い思いをしたよ、あれはかなわんのう。痛いぞよ斬られたら。

善川 あれは襲撃者が未だに不確かになっているんだけど、あれは佐幕派がやったんですか、
   それとも味方だったんですか?

龍馬 ま、ええじゃないか、そんなことは、ええじゃないか真暗の中でやられたんじゃから、

   まあ味方も斬ったかもわからんが、しやあないわ、俺の体ぐらいくれてやるわ、
   もうどうでもええじゃないか、

   まあ死んだのは死んだんだからしゃあないじゃないか。死んだんじゃけん、
   こうして出とるんだから、迷うて出て来とるんじゃけん、

   誰に斬られたかっていいや、いいや、幽霊の恨みっていうもんじゃないから、まあいいや、いいや、
   斬りたけや斬れよー。

善川 中岡さんはどうなりましたか、慎太郎さんは、

龍馬 ええあいつは逃げたんじゃないかな

善川 今、何処に居られるかです。

龍馬 何処に居るかって、居らんな、何処に行ったのかな居らんぞよ、
   言われてみればその通り居らんなあいつ。

   何処に居るんかのう、どっかで迷うておるんじゃないかのう。
   どこにおるんかのう、あれも立派な人間じゃと思うとったがのう。

   ちょっと若気の至りというのが多いからなあ。

善川 同じような環境と状況下でありながら、あの時もあんたと一緒にやられたらしいが、
   あんたは今菩薩界にあってこうして立派なご意見が聴けるのに中岡さんはあなたの霊域には不在とのことですが、

   これはやはりあなたの場合、坂本龍馬として出る以前の過去世の長年の積み重ねられた
   魂の修行の結果と思われますが、
   過去世においてはかなり名のあるお方であったのでしょうね。

龍馬 まあ龍馬は龍馬でええじゃないか、まあ日本人はな、坂本龍馬は龍馬でええと思っとるじゃろ、

   わしが外国人に昔生まれていたと言ったって仕様がないわ、そんなことはな、
   言っても仕様がないし、まあいいじゃないか、俺はな、日本人の中の日本人じゃ。

善川 まあ過去世のそういう魂の経験という積み重ねがあったために、
   自分はこの時代に何をやらねばならぬかという自意識が高かったというわけでしょうね。

籠馬 意識が高かったかどうか知らんよ、あんたらにこやって馬鹿にされながら喋っているじゃないの、
   見世物だなこれは一種の、そんな高いわけないじゃないの。

善川 いや、どう致しまして、なかなかに、そうですか。福沢さんあたりとのご交誼は、

龍馬 まあ先生格だね、あの人なんかは立派な方ですよ。

   私なんかはね、ど覧のとおり勝手気儘に生きているもんだから、よく小言を言われているよ今も。




category: 坂本龍馬の霊訓(一)

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