エドガー・ケイシー霊示集 -リーディングとは- 
2014/03/30 Sun. 16:34

エドガー・ケイシーとは、近代のアメリカに生まれた人であり、「20世紀最大の霊能者」として有名です。
彼を有名にした業績とはやはり、「リーディング」と呼ばれるものではないでしょうか。
催眠状態になってベッドに横たわり、その状態で相談をうけると、その相談に対する答えがとうとうと流れ出てくる。
覚醒時のケイシーでは知るよしもないようなことがらに対しても、明確な回答がえられる。
それは、病気治しに対するもの、予知に関するもの、そして質問者の過去世に対するものまで多岐にわたっており
その膨大な資料が、ケイシーリーディングとして今なお、多くの人を救い続けているのではないでしようか。
そこで、リーディングということはいったいどのような現象であるのか、これについての説明をしてみたいと思います。
リーディングというものは、英語では読み書きの「読む」というふうに書いてありますが、
これは、結局その人の想念帯を読むということにもあたるかもしれません。
人間は、その人が生きてきた過去の歴史というものを、心のなかのテープレコーダーにしまいこんでいるのであり、
そのテープレコーダーには、今世で思ったこと、行ったことというのが、すべて記録されています。
そして、そのテープを手繰ってみると、その記録は単に今世のみならず、過去世にまで続いているのです。
その人が過去世において思ったこと、行ったこと、こうしたことが一つ一つ記録されているのです。
肉の眼でもっては、その想念帯のテープを読み取ることは不可能ですが、これを霊の眼で見たならば、
ある程度まで読み取ることが可能です。
その霊の眼というのもいろいろとレベルがあり、もちろん平凡な霊、あるいは地獄霊などによって
そうしたものが読み取られるということはありませんが、高次元にいる霊の眼では
それを一目瞭然に見ることができるのです。
すなわち、高級霊と言われる人たちであるならば、生きている人間の心のなかを覗き、その心のあり方を過去にまで
さかのぼって調べるということは可能なのです。
このように、ケイシー自身の表面意識では人間の過去などわかりませんでしたが、いったん催眠状態に陥ることにより
ケイシーの肉体を天上界の高級諸霊に支配させて、そして彼の口を通してさまざまなことを語らせていたわけです。
結局、いわゆる原因・結果の法則は、今世のみに止まるのではなくて、時代を隔てて現われてくるものだということです。
その理由としては、私たちの本質は肉体ではなく、本当は魂なのであり、その魂が時代を経、地域を経て
生まれ変わってきているということなのです。
そして、そうした生まれ変わりの結果、過去幾転生をして学んできたこと、また経験してきたこと、
これらが魂の下地となって、なんらかの影響を今世に与えるということが、はっきりしているわけなのです。
そうしてみると、私たちは今回の人生ということを考えるにしても、今世において自分がなした事というのは、
今世のみにおいて、その結果を刈り取るわけではなく、来世、来来世にまでその影響を与えることとなるわけです。
エドガー・ケイシーのリーディングが、単なる人生相談や、単なる道徳論に終わらずに、
その人を真に救えるものとなった理由は、そこにおいて、その人の過去世のリーディングという事を行ったからなのです。
エドガー・ケイシーの過去世がだれであったかは、この書の中で簡単にふれられておりますが、
過去においても偉大な方であったようです、その偉大な方が大いなる使命をもって近代のアメリカに生まれてきたようです。
その使命の一つが、人々に魂の真実を教えること、人間本来の姿は肉体ではなく、魂なのであり、この世とあの世を
転生輪廻しながら永遠の進化を続けている存在であることを教えること。
それが大いなる使命の一つであったと語られています。
みなさまにも、ぜひこの書を一読していただきたいと思います。
そうすれば、みなさまの人生問題を解決するヒントが必ずや発見できると思います。
category: エドガー・ケイシー霊示集
| h o m e |